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病気

動脈硬化の原因は善玉・悪玉コレステロール?食事で改善できるの?

投稿日:

 

美味しいものが溢れている現代の日本。

その弊害なのか、日本人の3人に1人が高血圧、4人に1人が高コレステロールを抱えていることがわかっています。

そして、その結果として、恐ろしい動脈硬化が進行していきます。

動脈硬化を放っておくと、心筋梗塞や脳梗塞を患う可能性が高くなります。

これが原因で亡くなる人の数は、年間約30万人もいるのです。

 

今や現代病と言ってもおかしくない動脈硬化ですが、予防や治療はできるのでしょうか?

 

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動脈硬化は悪玉コレステロールが原因ですか?

 

動脈硬化は、何が原因で、どのように進行するのでしょうか?

いくつかの要因があります。

① 加齢よる老化
健康で若々しい血管は、弾力があり、ゴムのようにしなやかです。
しかし、血管も老化します。
その結果、硬くて、もろい状態に変わっていきます。
老化による動脈硬化は、ある程度、避けられないものです。
② 悪玉コレステロール
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が原因で動脈硬化が進行してしまうケース問題になっています。
悪玉コレステロールは、血管の壁に入り込むという性質を持っています。
コレステロールが蓄積すると血管の壁がどんどん分厚くなり、弾力性を失います。
放っておくと、コブ(プラーク)ができるなどして、血管の内側が狭くなり、血液が流れにくくなります。
③ 中性脂肪
中性脂肪、それ自体が動脈硬化を進めるわけではないですが、悪玉コレステロールを小型化する働きがあります。
小さくなった悪玉コレステロールは、血管の壁に入りやすくなります。
④ 高血圧
血圧が高い状態が続くと、血管がもろくなります。
その結果、悪玉コレステロールが、血管の壁に入りやすくなります。
⑤ 糖尿病・高血糖
血糖値が高いと、血管が動脈硬化を防ぐ働きが失われます。
また、悪玉コレステロールが酸化することで、動脈硬化を進めます。
⑥ 喫煙
悪玉コレステロールが血管の壁に入りやすくなり、善玉コレステロールを減らしてしまいます。
⑦ 遺伝
生れつき悪玉コレステロールの数が多い人がいます。

こうしてみてみると、悪玉コレステロールが大きく関与していることが分かりますね。

 

動脈硬化を善玉コレステロールで治す?

 

悪玉コレステロールが原因で進行していく動脈硬化を治す。

そのためには、悪玉コレステロールを減らす必要があると考えますよね。

 

実は、最近の研究結果で、

・悪玉コレステロールの多い少ない

あるいは

・善玉コレステロールの多い少ない

そのことよりも重要なことがあるとわかってきました。

 

それは、善玉コレステロールのパワーをアップすることです。

 

これまでは、一度、動脈硬化を発症すると、現状維持はできても、改善することはできないと考えられてきました。

それが、善玉コレステロールのパワーを上げることで、血管に溜まってしまった悪玉コレステロールのコブ(プラーク)を減らすことができるということがわかりました。

そうです、動脈硬化を改善することが出来るのです!

 

動脈硬化は毎日の食事で改善できます!

 

それでは、どうすれば動脈硬化を改善するために必要な、善玉コレステロールのパワーをアップすることが出来るのでしょうか?

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それは、EPAです。

 

EPAとは?

「エイコサペンタエン酸」の略称です。

いわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸のひとつです。

 

EPAは、私たちの体内で、ほとんど作ることができない「必須脂肪酸」の一種です。

EPAは、血管や血液の健康維持に非常に重要な役割をしています。

血液をサラサラにする、中性脂肪を減らすなどの作用があるのです。

 

ですから、青魚を毎日の食事に摂取することが、動脈硬化を防ぎ、あるいは、改善することにつながるのです。

 

それでは、1日に摂取したいEPAの量とは、どれぐらいなのでしょうか?

日本においては、1日1gが推奨されています。

一度に多くを摂りすぎると、吐き気や下痢、鼻血などの症状が現れる可能性が高まると考えられているためです。

毎日、適量を摂り続けることが大事なのです。

 

ちなみに、鮮度が良く、脂ののった旬の青魚には、EPAが豊富です。

毎日の食事に魚を用意するのが大変ならば、缶詰がおススメです。

最近の缶詰には、EPAの含有量が表記されているので参考にできますね。

 


マルハニチロ さば水煮 190g 24缶

 

参考まで、いくつかの青魚のEPAの含有量を見てみましょう。

100g中に含まれるEPA量での比較です。

01. まいわし          1,381mg
02. 本マグロのトロ 1,288mg
03. さば                1,214mg
04. 真鯛                1,085mg
05. ぶり                   899mg
06. さんま                844mg
07. さけ                   492mg
08. あじ                   408mg
09. かれい                210mg
10. ひらめ                108mg
11. かつお                  78mg
12. 本マグロの赤身      27mg
13. ふぐ                      4mg

私の場合は、サバの缶詰を夕食の一品に付け加えています。

サバの缶詰1缶で、缶詰にもよりますが、EPAが500mgから1800mg含まれています。

1缶の4分の1から3分の1の量を1度に摂るようにしています。

 

まとめ

 

動脈硬化がもたらす病気は、怖いものが多いですね。

 

脳梗塞や脳出血など脳の血管の血流障害によって起こる脳卒中。

冠動脈の動脈硬化が心臓の血流量が減らすことで胸の痛みや息苦しさを感じる狭心症。

冠動脈が血栓で完全に詰まった状態になる心筋梗塞。

胸部や腹部の大動脈の一部が動脈硬化でこぶのようになる大動脈瘤。

腎臓のなかの細い動脈の硬化が腎機能を衰えさす腎硬化症。

下肢の動脈の硬化で血流が滞ると、足のしびれ、冷え、痛みを起こす閉塞性動脈硬化症。

 

できれば予防したいものです。

日々の食生活を少し考えるだけでリスクを減らすことが出来ます。

さば缶一つで予防が出来るのですから、やらない手は無いですね。

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