体臭。
女性にとって、非常に気になる言葉ですね。
他人の体臭が気になった瞬間、自分の体臭を意識しませんか?
「あれ?わたし、大丈夫かしら?」
自分では、わからない体臭があって、人に「クサイ」と思われていないかしら。
気になりだすと、人のソバに行けなくなります。
少しでも汗をかこうものなら、もうダメです(汗)
体臭は女性の悩みです
女性同士だと、あまり気にならない自分の体臭。
でも、男の人たちがいる場では、とても気になります。
これまでに、何かの拍子に、自分の体臭をクサイと感じた瞬間はないですか?
誰にもあることだと思います。
ただ、その経験は、それ以降の悩みとして、ず~っと心に残りますよね。
「あっ、私の体臭は、クサイと臭う時があるんだ」
こうなると、いろいろなシチュエーションで、ひょこっと思い出してしまい、心から楽しめない自分がいます。
化粧や衣服にも気を遣いますが、口臭や体臭は隠し切れないので、特に気になります。
体臭が女性でも強い人がいますね?
体臭というと、おじさんのニオイ、加齢臭などという言葉が連想されます。
でも、女性も男性同様に体臭があります。
男性よりも、気を遣ってケアしているからわからないだけです。
現に、アナタの周りの女性の中にも、体臭が強いと感じる人がいると思います。
そもそも、体臭というのは何でしょう。
少し難しいですが、簡単に説明しますね。
ヒトは、哺乳類に分類される動物です。
哺乳類は、全身にアポクリン腺という汗腺が分布しています。
そして、このアポクリン腺から出る汗は、細菌の繁殖によって強いニオイを発します。
このニオイは、性的な個体間関係を取り結ぶ、フェロモンとして機能しています。
ただ、ヒトは、哺乳類としては例外的に、全身にエクリン腺という汗腺が発達しています。
ですから、アポクリン腺の汗腺は、身体の限られた場所に集中して分布しています。
腋の下、外耳道、乳輪、肛門周囲、睫毛、鼻などです。
エクリン腺は、汗を出すことで、体温調節の機能を担っています。
エクリン腺からでる汗も、細菌の繁殖によって強いニオイを発します。
ただ、先程のフェロモンではなく、いわゆる「汗臭い」ニオイを発します。
体臭の問題は、アポクリン腺からの汗です。
そして、残念ながら、アポクリン腺の有り無しも、多い少ないも個体差があるのです。
アポクリン腺が多い人は、どうしても個性的なニオイを発しやすくなります。
いわゆる、「ワキガ」ですね。
体臭の対策は?
体臭の中でも、「汗臭い」ニオイは清潔に保つことで防ぐことが出来ます。
汗をかいたまま放っておくと、1~2時間後には臭いニオイを放っていますので、こまめに汗を拭くことが必要です。
ただ、出先や人前で、首筋や脇の汗を拭きとることは、しずらいですね。
どうしても制汗スプレーや香水で誤魔化すことになります。
あるいは、トイレでこっそりケアをしますね。
そして、日本人としては気になるアポクリン腺からの汗です。
根本的な治療は、病院での手術ということになります。
ただ、海外に目を向けると、そのほとんどの人がワキガであることがわかります。
そして、それを個性として大切にしています。
ですが、ワキガを放っているわけではありません。
毎日、デオドラント剤(体臭や汗の臭いを防いだり、取り除いたりする薬剤)でケアをしています。
その上に、それぞれの体臭に合う、オリジナルな香水を使用することで、臭いニオイを調和させているのです。
この考え方は、日本でも通用すると思います。
まとめ
日本人は、アポクリン腺という汗腺が少ない人種です。
ですから、体臭の強い人が少ないのです。
世界に目を向けてみると、白人は70%、黒人は100%がワキガです。
黄色人種(日本人)の場合は、10%程度と言われています。
外国では、香水文化が発展するはずですね。
日本では、ワキガだと目立ってしまいます。
ですから、腋臭症(わきが)と呼び、疾患として扱われているのです。
放っておくと、臭いワキガですが、ケアをすることで個性にすることが出来ます。
考え方を変えて、日本人以外の国の人たちの生活も参考にしてみましょう。