サラリーマンの必須アイテムの一つ、革靴。
毎日使う、仕事道具の一つなので、
こだわりたいし、大事に扱いたいですね。
「お洒落は足元から」
という言葉もあります。
仕事で接する人たちに、
出来れば好印象を与えたいです。
「汚い靴を履いて、だらしないなぁ」
こんな印象を持たれると、
仕事もできそうにないと思われますね(汗)
最低限、相手に不快な思いを
させないことも「仕事のうち」と考え、
身だしなみを整える必要がありますね。
革靴は、手入れを怠らなければ、
何年も、それこそ10年でも
履き続けることができます。
今回は、私が日頃、行っている、
革靴のメンテナンスをご紹介します。
家でもご自身で簡単にできますから
どうそ参考にしてくださいね。
ブラッシングで汚れ落とし
革靴を使用した後は、必ず、
汚れ落としのためにブラッシングを
行います。
おそらく靴は、身につけているものの中で、
一番過酷な状況で使われている
アイテムの一つでしょう。
感謝の意を込めて
汚れを落としてあげましょう!
さて、ブラッシングに使用する、
ブラシの毛の種類は、いくつかあります。
一般的には、馬毛、豚毛、化繊でしょうか。
毛の硬さに違いがあるので、本当は、
用途によって変えるのが良いのでしょうが、
ブラシなら良いと思います。
気を付けたいのは、
いきなり「布」で拭くのはNGですからね!
「布」と「革靴の表面」の間にある、
細かいほこりを挟みこんで、
一緒に拭いてしまうことで、
革靴の表面を傷つける要因になりますから!
ブラシで、シャッ!シャッ!と
土やホコリを払い落とすべく、
ブラッシングしてやって下さいね。
コバの周りは、
汚れが溜まりやすいですから
特に念入りに!
乳化性クリームで栄養補給
ここからの作業は、
毎日行う必要はありません。
一か月に一度程度できればよいです。
ただ、汚れが目立つ場合や
ブラッシングしてもくすんでいるようなら
ぜひ、このひと手間を施してやって下さい。
では、やっていきましょう。
乳化性クリームと呼ばれる、
革に栄養を与えるクリームを
塗っていきます。
革は、生きていた動物の皮膚で
出来ているわけですから
水分補給や栄養補給は
当然必要になるわけですね。
じゃないと、誰かさんみたいに ←ダレ?
カッサカサになちゃいます(笑)
やり方は簡単、
布に乳化性クリームを適量つけて、
円を描くように、
全体に塗りつけていきます。
この時、
指に直接つけて塗広げると、
体温で温められることでクリームの成分が
革にしみ込み易くなります。
塗布後は、クリームを革に馴染ませるために
2~30分程度置いておくと良いです。
コバ部分にも歯ブラシでタップリ塗りこみます
そして、再度ブラッシングをします。
これは、余分なクリームを落とすとともに
革になじませることが目的です。
ここまでの作業で、明らかに
綺麗になっていることに気付くと思います。
革靴全体を磨いて艶出しを!く
もう一手間かけましょう。
クロスで磨きます。
とにかくキメの細かい布で磨きましょう。
しっかり磨くことで、
どんどんツヤが出てきます!
クロスがなければ、
使用済みのパンストでOK。
奥さん、彼女の物をもらって下さいな(笑)
さらに一手間!鏡面磨き!
最後に、革靴のつま先部分を
鏡のように磨きあげましょう!
「鏡面磨き」「ハイシャイン」
なんて言われています。
この作業の時には、
少量の水を用意しておいて下さいね。
磨きには、油性ワックスを使います。
指に巻きつけたクロスに
少量のワックスをつけ
小さな円を描くように、軽い力で、
つま先部分に塗りこんでいきます。
次に、用意していた水を一滴か二滴、
油性ワックスを塗りこんだ
つま先部分に垂らします。
そして、円を描きながら磨いていきます。
この作業を繰り返していくと
どんどん輝いてくるのがわかります。
左右の靴を交互に10回程度繰り返します。
うまくいった時は、革靴のつま先部分に
自分の顔が映りますから、ほんと!(驚)
ここまでお手入れをすると愛着もわきますし
何より次に履くことが楽しみになりますよ。
仕事も頑張れます!キッパリ
是非、お試し下さいね。
靴底(ソール)のお手入れ
あと、革靴の底、ソールといいますが、
この部分のメンテナンスとして、
ミンクオイルを塗ります。
ミンクオイル塗布前
ミンクオイル塗布後
ミンクオイルは、本来、
革のひび割れ防止として使うのですが、
オイルですので、水が浸み込むのを
防ぐ意味でも塗るようにしています。
とはいえ、革靴は雨に弱いですね。
雨の日の使用はできるだけ控えましょう。
仕方なく雨の日に使用した後は、
しっかりと乾かすために、
数日寝かせましょう。
そして、今回紹介させて頂いた手順で
メンテナンスをしてやって下さいね。
雨の日用に、防水加工された靴を
一つ用意しましょうね。