世のじぃ~じやばぁ~ばにお聞きしたい。
「孫は、かわいくてしかたがない!」
なんて話をよく聞きますが、どうです?
ちなみに、私は、「それほどでも」。
子供たちには言えませんが (;^_^A アセアセ
だって、わが子が一番ですから。
我が子のかわいさと比べると、
孫のそれは、比較にならないです、正直。
あっ、かわいいことには違いないのですが、
そのかわいさを例えるならば、
子犬を見た時の
可憐な花を見た時の
赤ん坊を見た時の
・・・
そんなかわいさと同じという感じでしょうか。
どこか他人事のような距離感があります。
「じぃ~じのはじめて孫守り」
子供夫婦が買い物に行くというので、
その間の子守りならぬ孫守りをすることになりました。
はたして、二人っきりの時間を
無事過ごすことができるのでしょうか?
孫は2歳1か月の男の子。
ママぁ~、パパぁ~と甘えん坊。
最近、どんどん言葉が増えてきて、
舌足らずの口調でよくしゃべります。
「ママとパパはお買い物に行ってくるから
じぃ~じとお留守番しててねぇ」
「あ~い」
「おお、そうかそうか、じぃ~じとお留守番しよか」
そんなことをするわけがないと高を括っていたので、
最初は余裕の対応でしたが・・・
本当に行きやがった!(呆然)
となれば、気合を入れて、1時間頑張ろう。
なにせ、3人の子供を育て上げた自負もありますからね。
とりあえず、家の中を意味もなくグルブルと走り回ります。
あっちの部屋、こっちの部屋。
もちろん、じぃ~じにも追従を命令します。
次に、かくれんぼ。
箪笥の影、テレビ台の後ろ、鏡台の下、クローゼットの中。
もちろん、じぃ~じに探すよう命令します。
壁に立て掛けてある
低反発マット(これは、じぃ~じの就寝用マットレス)を
倒しては起こすの繰り返し。
そして、倒す起こすは、じぃ~じの役目。
脚にコマのついた椅子に腰掛けたいといい、
その椅子を押して動かせろいい。
ようやく、テーブルについて、
お気に入りのミニカーで遊びだします。
ぶっぶぅ~、ぶっぶぅ~
じぃ~じも同じように動かすことを求められます。
そのうち、動きが急に止まりました。
なにやら、顔を真っ赤にして気張り始めます。
そう、ウンチです。
ま、まじか!
ここでも腹をくくります。
20年ぶりのオシメ替えをやる覚悟を決めます。
くっせ~!
なんでも食べるようになってきているので
便を大人と変わらないですからね。
なんとか替えを終え、一息ついたらところで、
こんどは、メソメソし出します。
「ママぁ~、パパぁ~」
まずいぞぉ!これは。
慌てて抱っこしてあやします。
でも、こうなると何をしてもダメですね。
困った困った。
家中を抱っこしてあやしてぐるぐる回ります。
すると、和室の部屋に来た時に、
電気の紐が気になったようです。
我が家の和室の電気は、
まだ紐を引っ張って点ける古いタイプなんです。
この紐を引っ張って電気を点けたり消したりすることに
夢中になりだしました。
一瞬で機嫌がよくなりました!(唖然)
たわいもないやつよのぉ~(笑)
なんて、いやほんと、助かりました。
それからは、ただひたすら動き回って、
楽しく過ごしていました。
ソファーに上がっては降りる
こたつに上がっては降りる
扇風機を点けたり消したり
あっちこっちの引き出しを開けたり閉めたり
・・・( ^ω^)
そんなこんなで約2時間。
やっと子供夫婦が帰ってきました。
笑って出迎える孫を見て、
「お留守番できたの、賢いねぇ~」
オイオイ、まずはじぃ~じの労を労いなさい!
そもそも子供夫婦は同居ではないので、
孫に会うのも1~2か月に1度というぐらいでしょうか。
こんな状況で、よくもまぁ預けたなぁ!
じぃ~じもよく預かったなぁ!
私の時は、親に預けることはできなかったですねぇ。
心配もありましたが、大変なのは目に見えてますからね。
今の子はあっさりしたものです。
もう、「一人で預かるのはやめよう」と
固く心に決めた1日でした。
ことの顛末をお出かけから帰宅した妻に話しました。
「あんた、ようやるわ。」
の一言でした・・・