汗をかく季節。
暑いと汗をかくのは当たり前の生理現象です。
でも、現代の人間にとって、汗は厄介者であるかのように扱われていますね。
綺麗であること、見苦しくないこと・・・これを意識する時、やはり避けたい生理現象になってしまいます。
そして、汗をかくことで、きれいな白シャツ、お気に入りの白シャツの脇に黄ばみがぁぁぁ!
そう、衣服の黄ばみの原因は、汗なのです。
孫子の兵法にも書かれています ← オオゲサデス
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
まずは、汗を知りましょう!
さすれば、おのずと解決&予防策が見えてくるでしょう(笑)
使うたびに洗濯しているのに付く白シャツの脇の黄ばみの原因
白いシャツというのは美しいです。
その清潔感は他色を大きく引き離していますね。
逆に、白は汚れが目立つという大きな欠点があります。
ほんの少しの汚れが、着る人の気持ちを大きく落胆させてしまいますね。
にもかかわらず、「汗」です!
これが、なんと黄ばみの原因です。
でも、着るたびに洗濯しているのにどうして黄ばんでくるのでしょうか?
特に、脇の部分に顕著に現れてきますよね。
汗は体中にある汗腺から出てくるわけですが、この汗腺には大きく分けて2つの種類があります。
「エクリン腺」と「アポクリン腺」です。
「エクリン腺」は、全身にあって、そこから出る汗は、水分99%、残りほぼ塩分で、臭いや色はありません。
一方、「アポクリン腺」は、脇や耳、陰部に集中していて、そこから出る汗には、タンパク質や脂質などといった水分以外の成分が多く含まれています。
さらに、「アポクリン腺」から出ている汗の中の「リポフスチン」という色素が含まれていて、これが黄ばみの元凶となるのです。
だから、特に白シャツの脇の部分が黄色く変色してしまうのですね。
「リポフスチン」という色素の色には個人差があります。
日本人に比較的多いのは薄黄色です。
白人や黒人ではグレーがかったりするそうです。(驚)
この「リポフスチン」は、ねっとり(嫌!)と繊維に絡みつくので洗濯しても落としにくいです。
だから、少しずつ汚れが蓄積していくことになます。
気が付いた時には、広い範囲が黄色くなっている事態に!← ナニシテクレテンネン!
選択しても取れない白シャツの脇の黄ばみを取る方法
白シャツの脇に付く黄ばみ汚れの原因はわかりました。
じゃぁ、どうすれば取れるのでしょうか?
まずは、脂分を取りましょう。
これには、「食器洗い洗剤」が効果的です。
油を取る力が強いんです。
汚れの部分に付けて擦り洗いして下さい。
次に、「重曹」と「酸素系漂白剤」の合わせ技です!← キッパリ
1対1の割合で、40度前後のお湯にしっかりと溶かします。
この中にシャツを入れて、つけ置きします。
できれば、この状態で1日つけ置きします。
そして、通常通り洗濯して下さい。
どうです?
白いシャツの脇の黄ばみ汚れがすっきり落ちたでしょ!(悦)
白シャツの脇の黄ばみを付けない予防の仕方
なんでもそうですが、問題が発生する前に、予防の措置をとることが大事ですよね。
白いシャツの脇の黄ばみ汚れについても同じことです。
目には見えなくても汚れが蓄積していっていると考え、少しでも予防の策をとることが大事です。
そこで、着用した日は、重曹を溶かした40度前後のお湯につけ置きしましょう。
油、皮脂は酸性ですから、落とすのにはアルカリ性の重曹が効果的なのですね。
さらに重曹は、口に入っても安全なので安心ですし、漂白効果も、消臭効果もあるんですよ!(喜)
それに、100均で手に入りますからお手軽です。
余談ですが
最近は、汗を原因とする白いシャツの脇の黄ばみではなく、制汗スプレーや消臭スプレーといったケア商品が原因となっている場合もあります。
以前は、ほとんど脇の黄ばみを気にすることはなかったのに、最近、急に気になるようになったといった場合は。少し疑ってみてください。
使用しているケア商品を変えてから酷くなったというようなことはないですか?
思い当たるようなら、しばらくの間、そのケア商品の使用は止めて様子を見てみましょう。