学校や職場で健康診断を受ける人が多いと思います。
その診断項目の中に血液検査が入っている場合があります。
この血液検査は、様々な病気の発見に欠かせないものです。
血液は、わたしたちの生命を維持する上で必要不可欠ですが、なによりも膨大な情報を読み取ることができます。
一般的な病院で検査することが可能な項目数は、2000以上!(驚)
有名なものでは、がん、糖尿病、杉花粉、エイズ、貧血、白血病などの病気や、動脈硬化などがありますね。
ですから、ただ漫然と検査を受けるのではなく、できるだけ正確に、身体の情報を得るための準備をしましょう。
その際の注意点を解説しますね。
一般的な血液検査?というのは無いのですが、普通の健康診断で行う血液検査のことを指すとするならば、下記項目になります。
・貧血検査として、白血球数・赤血球数・ヘモグロビン量。
・脂質検査として、HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪 。
・肝機能検査として、GOT・GPT・γ-GTP 。
・糖代謝検査として、血糖。
その他、病気の診断をするために、血液の検査項目は変わります。
血液検査前日に注意すべき食事内容
食事内容は、血液検査の数値に影響を及ぼします。
血液検査で身体に異常がないかを確認するためには、暴飲暴食は当然のことながら、飲食しないほうが良い物があります。
甘いものを食べた時だけでなく、食事をすることで血糖値に影響が出ます。
食べ物を消化するのに4~8時間ほどかかるので、検査前は10時間以上の絶食をおススメします。
飲み物でも、ポカリスエットや清涼飲料水などは糖分が含まれますし、コーヒーや紅茶を飲む際に砂糖を入れると血糖値に影響が出ます。
それこそ、当日にアメ玉を一つ食べただけで数値に影響が出る場合もありますからね(汗)
前日に脂分の多い食事をすると中性脂肪の値に影響が出ます。
ですから前日には肉類を避け、和食を中心とした食事をすることをおススメします。
また、善玉コレステロール(HDL)や悪玉コレステロール(LDL)は、前日の食事によって高くなることはありません。
これは、長期間に渡ってどれくらい脂肪分を含んだ食事をしてきたかという判断ができる検査項目です。
日頃の食生活が見えてしまいます(汗)
血液検査を受けるのは年に1~2回ですね。
渋々受けたり、いい加減に受ける人も多いですが、すべて自分自身のためになることです。
そういう人に限って、検査結果をすごく気にするんですよね(笑)
検査前一日だけの我慢ですから、正確な身体の状態を知るためにも意識しましょうね。
血液検査前日に注意すべき運動
飲食ではなく、激しい運動によって検査値に影響が出ることがあります。
過度の運動による筋肉疲労がある場合に、血液の検査項目で、CPKやAST(GOT)、ALT(GPT)が高い値になることがあります。
肝機能に問題がなくても、運動による筋肉の炎症で、肝機能の異常があると診断されてしまうこともあります。
前日の激しい運動は避けましょうね。
まとめ
健康診断というのは、診察やいろいろな検査をして、健康状態を評価することです。
病気を早期発見することで、健康の維持や疾患の予防へつながりますからね。
学校や会社、地方公共団体で行われる健康診断には、法令により実施が義務付けられているものと、受診者の意思で任意に行われるものがあります。
働く人たちの健康は、労働安全衛生法の健康診断で守られています。
すなわち、雇用主は、常時使用する労働者に対して、次の健康診断を実施しなければなりません。
by wikipedia
学校に通うの生徒たちは、学校保健安全法の健康診断で守られています。
学年によって検診内容に若干の違いがあります。
by wikipedia
健康診断を嫌がる人は、多いです。
わたしの周りでも、あまり積極的に受け入れている人は多くないですね。
「身体のどこかに悪いとこでも見つかったら怖いやん!」
中には、こんな訳の分からない理由を言う人もいますけど(爆笑)
「悪いとこを早よ見つけて、ちゃっちゃと治そ!」
というのが、そもそもの主旨ですからね。
安心して、健康的な生活を送るためにも、定期的に健康診断を受診して下さいね。