花火と言えば夏の夜ですね。
毎年、残暑厳しい9月に行われる一味変わった花火大会があります。
長野県の諏訪湖で開催されている花火大会です。
諏訪湖と言えば、御神渡り(おみわたり)で有名ですね。
御神渡りとは、冬に湖面が全面氷結して、氷の厚さが一定に達すると、その膨張する力で、大音響とともに湖面上の氷にに亀裂が走る自然現象のことです。
その年の冬の気象条件によっては、必ず現れる現象でもないようです。
あと、諏訪湖で問題になっているのは水質汚染ですね。
諏訪湖へ流入してくる河川は31本にも及びます。
それぞれの河川域での生活用水や農業用水が流れ込んでくることになります。
結果、水質の悪化が問題になったようです。
今は、浄化策が功を奏して、徐々に改善されているようです。
こんな諏訪湖畔で行われるのが、「全国新作花火競技大会」です。
花火大会が9月に行われる全国新作花火競技大会とは?
諏訪湖の花火大会と言えば、例年8月に開催される「諏訪湖祭湖上花火大会」が有名ですね。
これとは別に、9月の第1土曜日開催される花火大会があります。
「全国新作花火競技大会」です。
大会の名前に「競技大会」とついていますね。
実は、この花火大会は競技大会なのです。
出場者は全国の若手花火師です。
個々に独自の新作花火を持ち寄って、その優劣を競うのです。
優勝者には、経済産業大臣賞が授与されます。
競技大会の概要です。
開 催 日:平成29年9月2日(土)
時 間:19:00~20:30(予定)(雨天決行)
打上場所:諏訪市 諏訪湖上
打 上 数:約18,000発予定
屋 台 数:約70店
みどころは、全国から集まったこれからの花火界を担う若い花火師たちの、従来の枠にとらわれない斬新な発想の花火がメッセージや音楽とともに打ち上がられるところです。
全国新作花火競技大会の花火スポットや穴場はありますか?
有料席が一番おススメです。
花火大会の実行委員会で販売する有料自由席です。
指定席ではなく、石彫公園内に用意されたスペースに、早いもの順で場所取りができるものです。
このスペース内ならば、どこで見ても大迫力です。
あとは旅行会社ですね。
問い合わせてみるのも良いと思います。
諏訪湖は、その周囲約16kmの綺麗な円形の湖です。
視界を遮るものが無いので、どこからでも花火を見ることができます。
とはいえ、距離があれば臨場感は失われてしまいますね。
この花火大会には、全国から30万人もの観客が集まります。
はっきり言って、穴場などない状態です。
会場になる上諏訪近辺の混雑ぶりはすごいです。
できれば、諏訪湖近辺に宿泊し、徒歩で会場近くへ向かうのが一番です。
当日の道路、電車も相当の混雑が予想されます。
とはいえ、都会で行われるような花火大会とはレベルの違う、すばらしい競技大会です。
万難を排して、一度は訪れたいですね。
まずは、大混雑の上諏訪を避けて、少し離れた下諏訪や岡谷で観賞するのが良いと思います。
全国新作花火競技大会の案内図
まとめ
立石公園やヨットハーバー、百景園、SUWAガラスの里周辺は、有名な穴場スポットですから、もう穴場ではありませんね(笑)
情報誌等で紹介されている花火スポットは、選択肢から外す方が無難です。
なにせ、30万人が集まる一大イベントですからね。
出来れば、旅行会社で宿泊プランを相談するのが良いと思います。
それも早めに行動が大事です。
すぐに完売するでしょうから。