空がどんどん高くなっていきます。
空がどんどん青さを増してきます。
空を支配していた入道雲がウロコ雲に変わってきます。
なんだか清々しい。
セミもいなくなり、いつのまにか秋の虫が鳴き声を上げています。
気付けば、秋です。
日本の秋と言えば、紅葉ですね。
9月に入ると北海道で紅葉が始まります。
そして、いわゆる「紅葉前線」が日本列島を徐々に南下していくのです。
1年の内で紅葉を楽しむことが出来る期間は、おおよそ1か月間。
その中でも見頃となるのは、紅葉が始まってから20日前後の頃合です。
残念ながら短い期間ですね。
そんな自然の美しさを「京都府の北野天満宮」に見に行ってみましょう。
紅葉を京都で楽しむなら北野天満宮がおススメ
京都府京都市上京区にある「北野天満宮」をご存知ですか。
通称として天神さん・北野さんとも呼ばれて親しまれている神社です。
近年は学問の神として多くの受験生らの信仰を集めています。
神社では、複数の神を祀っていますが、北野天満宮の主祭神(主として祀られる神)は、菅原道真公です。
天神信仰発祥の地であり、日本中に12000社もあるといわれる天満宮・天神社の総本社です。
紅葉鑑賞スポット
北野天満宮の紅葉は、例年11月中旬から始まります。
見頃は、11月下旬から12月上旬です。
その年により前後しますので、11月上旬になれば現地の情報を収集するようにしましょう。
北野天満宮は敷地内の西に、「御土居(おどい)」があります。
「御土居」というのは、豊臣秀吉によって作られた京都を囲む土塁のことです。
その目的は、防衛のためとも、洪水を防ぐためともいわれています。
この「御土居」の上は、自生のものと、後に植林されたものを含め、現在、約300本の紅葉を有する名所「もみじ苑」となっています。
その名を「御土居のもみじ苑」という公園になっています。
【紅葉を鑑賞するおススメ散策コース】
① 御土居の展望所
↓ 紅葉の合間から国宝の本殿が一望できます。
↓
② 御土居の鶯橋
↓ 朱塗りの鶯橋と紙屋川と紅葉が絶景です。
↓
③ 御土居の大欅(けやき)「東風(こち)」
↓ 幹回り6メートル、樹齢約600年。
↓
④ 御土居の三又のもみじ
↓ 幹が3本に分かれている、樹齢約400年。
↓
⑤ 御土居の舞台
↓ 紙屋川に張り出す朱塗りの舞台。
↓
⑥ 竹林
竹林の緑と紅葉の対比が人気です。
入場料と公開時間
4月~9月は、5:00~18:00です。
10月~3月は、5:30~17:30です。
入 場 料は、無料です。
例年10月下中から12月上旬まで公開されます。
公開期間は、紅葉の状態によって変わります。
開苑時間は、9:00~16:00です。
入 苑 料は、大人700円、小人350円で茶菓子付きです。
紅葉が素晴らしい京都の北野天満宮へのアクセス方法
【自動車を利用する】
名神高速道路の京都南ICから9.6㎞、約26分
名神高速道路の京都東ICから14.2㎞、約32分
京都市内は、道路も渋滞が多いので予定通りに行動できないかもしれないですね。
【電車を利用する】
最寄りの駅は、京福電鉄北野線の北野白梅町駅です。
駅から徒歩約5分です。
【バスを利用する】
JR京都駅から市バス50・101系統
JR・地下鉄二条駅から市バス55系統
JR円町駅から市バス203系統
地下鉄烏丸線今出川駅から市バス51・102・203系統
京阪出町柳駅から市バス102・203系統
京阪三条駅から市バス10系統
阪急京都線大宮駅から市バス55系統
阪急京都線西院駅から市バス203系統
市バスの停留所は「北野天満宮前」です。
北野天満宮へは、バス利用が一押しです。
紅葉を楽しみに京都の北野天満宮へ行く際の駐車場情報
北野天満宮には駐車場があります。
300台が駐車可能です。
料金は無料です。
利用可能なのは、9:00~17:00の間です。
注意が必要なのは、毎月25日です。
縁日が駐車場で開かれるので利用できません。
まとめ
北野天満宮の紅葉が楽しめる、御土居のもみじ苑の公開は、例年10月下中から12月上旬です。
そして、見頃は、11月下旬から12月上旬ですが、この期間に合わせるようにライトアップイベントが例年開催されます。
ライトアップがされるのは、日没~20:00までです。
入苑料は、昼間と同じです。
また、昼夜の入れ替え制ではないので、朝から夜まで居続けることが出来ます。
是非とも、夕暮れ前から夜までの紅葉の違いを楽しんでもらいたいです。
ただ、ライトアップ時の混雑を避けるには、19:00以降の入苑がよいでしょう。
この時期の京都は相当寒くなります。
防寒をしっかり対策して行って下さいね。