冬の悩みは、冷え性でしょうか。
冷えに悩む女性や高齢の方々には辛い冬です。
冷えを改善する良い方法はありますでしょうか?
季節を問わず、お手軽に「冷え」を改善する方法が「足湯」です。
全身を温める足湯の方法
足湯の方法は、とっても簡単です。
手軽に始められる健康法ですね。
・ふくらはぎぐらいまで浸けることが出来るバケツ
・椅子
・ビニールシート
・バスタオル
・温度計
・保温できる水筒
・ビニールシートを敷く
・その上にバケツを置く
・40~42℃のお湯を入れる
・椅子に座り、足を浸す
・時間は10~20分
・途中、温度が下がった場合は水筒の熱湯を加えて調整
水筒に熱湯を入れておくこと。
足湯の温度は、すぐに下がってしまうので、熱湯を追加し、調整しながら続けるのがポイントです。
入浴剤を入れたり、アロマオイルを数滴たらすなどで、より快適な足湯を楽しむこともできます。
どうして足が冷えるのですか?
私たちの身体には、その隅々まで、血管が張り巡らされています。
そして、その中を流れる血液は、体中の細胞まで酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収しています。
それともう一つ、大事な働きが血液にはあります。
それは、体内でつくられた熱を全身に伝えることです。
このことで、身体全体を温めて、一定の体温を保っているのです。
ただ、身体の先端部分に張り巡らされている血管は、どうしても細くなります。
細いということは、その中を流れる血液の量も少ないということです。
そのために、手や足といった身体の末端部位は冷えやすいのです。
足に注目してみると、太ももは大きな筋肉ですから発熱量も多いです。
必然的に、そこを通る血液は温度が保たれます。
しかしながら、ふくらはぎから先になると大きな筋肉はありません。
その結果、血液の温度は下がって行くことになります。
さらに、私たちの身体は、極限の状況下では、守るべき臓器の優先度を決めます。
寒い状況になると、頭部や胸部、腹部といった重要な臓器の体温を優先的に保持しようとします。
そのために、血液をこれらの臓器に集中させるのです。
すなわち、手や足への血流は、二の次になってしまうことで、さらに冷えが進むことになるのです。
たかが足湯と侮るなかれ!その絶大なる効果とは
足湯をすることで得られる効果は凄いのですよ。
足湯をすると足が温められます。
そのことで、張り巡らされた毛細血管も広がり、血液の流れも増すことになります。
血流が増すことで、酸素や栄養がたくさん送られ、老廃物は回収されやすくなります。
これは、免疫力のアップにつながります。
また、温められた血液が全身を巡ることで、冷えが解消されます。
冷えやむくみ、さらにはストレスの解消にも足湯は効果的なのです。
注意したいのは、入浴と同じで、食前食後すぐの足湯はしないで下さい。
食事の前後は、食物の消化のために血液が消化器に集められます。
足湯や入浴は、この機能を妨げることになりますからね。
まとめ
足湯は、単なる「足先の冷え」の問題解決だけではなく、全身の健康に有効ですことがわかっています。
手軽に実践できるので、冷え性の人は、是非とも実践してみて下さい。
たった、10分の足湯でも全身が汗ばむほど温かくなります。
一度、試してみると病みつきになる気持ち良さです。
是非、この冬は、トライしてみて下さいね。