喫煙者は肩身が狭い思いをしている現代。
タバコを吸うことが許される場所を探して、
心なしかうつむき加減で
タバコを吸う姿が物悲しい (-。-)y-゜゜゜
家庭では、ベランダに出て
タバコを吸う姿が一般的になりました。
誰が名付けた「ホタル族」。
仕事を終え帰宅しての一服。
夜のベランダで光る赤い点。
吸うたびに光の色が強くなるので、
丁度、ホタルの点滅のように見えることから。
男が弱くなった、とか、
父ちゃんの威厳も地に落ちた、
なぁ~んて言われた時代もありました(哀)
タバコを吸う人の数ってどれぐらいでしょうか?
JT(日本たばこ産業株式会社)の
2016年「全国たばこ喫煙者率調査」という
調査資料があります。
これによると、男女別喫煙者率は、
男性29.7%で1,498万人、女性9.7%で528万人。
大体、成人男性の3人に1人、
成人女性の10人に1人ですね。
喫煙者人口の増減を前年対比でみると
男性は微減し女性は微増しています。
喫煙者率が減少傾向にある要因は、
高齢化の進展、
喫煙と健康に関する意識の高まり、
喫煙をめぐる規制の強化
増税・定価改定
などによるとJTは考えているようです。
まぁ、値段が上がったことが大きな原因でしょうね。
タバコの価格の推移を見てみましょう
タバコの価格って、どんな感じで上がってきたのでしょう?
一つの銘柄で見てみます。
代表的なタバコですので喫煙者の誰しもが、
一度は味わったことがあるかもしれません、
セブンスター。
1969年(昭和44年) 100円で発売開始
1975年(昭和50年) 150円
1980年(昭和55年) 180円
1983年(昭和58年) 200円
1986年(昭和61年) 220円
ここまでの価格改定は、物価上昇によるものです。
これ以降は、税金の影響により値段が変わります。
1997年(平成09年) 230円 消費税が3%から5%に
1998年(平成10年) 250円 たばこ税の増税
2003年(平成15年) 280円 たばこ税の増税
2006年(平成18年) 300円 たばこ税の増税
2010年(平成22年) 440円 たばこ税の増税
2014年(平成26年) 460円 消費税が5%から8%に
発売当初から見ると、
45年間で4.6倍になりましたね (;´・ω・)
オヤジの禁煙が成功した秘訣?
私の場合、200円の時代からタバコを吸い始めました。
そこから20年間の喫煙期間があります。
その間、禁煙トライを2度していますが、
2度とも失敗でした。
1度目は、大学時代の同窓会で受けた衝撃です。
10人掛けテーブルに腰を掛けての酒会でしたが、
私以外の全員がタバコをやめておりました(驚)
全員ですよ!ありえます?!
当時はまだ、職場の自分の机でタバコを吸える時代です。
今では、到底考えられないですよね(笑)
野球観戦へ行っても、あの狭い観客席で、
そりゃもう、プカプカ吸っていたものです( ´艸`)
この時、はじめて禁煙を実行しました。
20代後半、三十路前でした。
この時は、意志の強さが必要でした。
好きで止めるつもりもなかった時に、
自分だけ他の人と違うという、
気後れ?疎外感?オレってダメ?
そんな複雑な気持ちが禁煙へ向かわせました。
その酒宴の場で、持っていたタバコを捨て、
高らかに宣言しました。
「オレもタバコをやめる!」
はっはっはっ!
1週間でした (;^_^A アセアセ・・・
2度目は、30代半ばです。
心の臓。
病院での検査でわかったのですが、
心臓の冠動脈が細くなっており、
狭心症の症状が出てしまったのでした。
タバコ、やめなさい!死ぬよ!
先生の言葉に、やめる決心です。
まだ子供も小さかったので
こんどこそは!と禁煙です。
え~っと、1か月でした (;^_^A アセアセ・・・
血管を膨らます薬を飲み続けていたのですが、
これを飲むと頭痛の副作用がひどくて、
そのストレスからタバコに手が伸びました。
意志が弱かったのです。
でも、実際問題として、
意志の強い人って、います?
人って弱いものですよね。
「頑張る」というのは難しい。
だから「頑張れ」という言葉があるのですから。
そして、三度目の正直。
40代前半です。
この時は、なにか不思議な感覚でした。
会社でプロジェクト資料を
セキュリティボックスへ廃棄している時でした。
何の脈絡もなく、いきなりでした。
「あっ、タバコ、やめよ」
ごく普通に、力を入れることなく、
すっと、腹に落ちた瞬間でした。
本当に、この瞬間からタバコをやめました。
以来、禁煙は続いています。
といいますか、「禁煙している」という気持ではないですね。
ごく自然に「私は、タバコをすいません」という心持です。
正直なところ、禁煙後10年ほどの間に、
2~3本でしょうか、吸いましたねぇ。
この時も、あっ、吸おう、と思って吸いました。
なんでしょう、「吸うぞ」ではないのですね。
自然体で、決して力の入った感覚ではないのです。
この時にも確信がありました。
「ああ、もう吸わないだろうなぁ」
経験から申しますと、
「強い意志で止める」
というのは、まず不可能です。
そんなに意志の強い人はいないです。
専門家や専門機関に協力を依頼して、
日々、悩み、苦しみながらではないと
タバコはやめれないでしょう。
そもそも、やめる必要ってあるのかな?
短い人生、好きなことをやろうよ。
タバコを止めることにどれほどの意味があるのか?
でも、やめる意味を見つけたのならば、
断固やめるべきです。
私個人の意見としては、
自然の流れに乗ることだと思います。
「タバコを止めよう」
と思う瞬間が来たのなら、
それは、一つの導きだと考えやめましょう。
グッドラック!