汗で悩んでいる人は多いです。
子供の頃は気にならなかった汗ですが、歳と共に気になる存在になりますね。
大人になると、出来るだけ汗をかきたくないシーンに良く出くわします。
そもそも、人前で大汗をかいている状態を避けたいですもんね。
そんな中でも、特に顔や頭といった首から上に限って、大量の汗をかく人がいます。
顔汗・頭汗を改善する方法はあるのでしょうか?
身体からは、あまり汗をかかないのだけれども、顔や頭からは汗が噴き出てくるぅ~
顔や頭からの汗が、なかなかおさまらないぃ~
顔や頭から出る汗のにおいがくさいぃ~
そんな悩みを持っている人が、特に中高年の人に多いですね。
何か理由がありそうです。
人は汗をなぜ、どのような仕組みでかくのでしょうか?
人が汗をかく理由は、体温調節です。
そして、汗は、汗腺から出ています。
さらに、汗腺には、2つの種類あります。
・エクリン腺
・アポクリン腺
エクリン腺は、全身にあります。
体温調節のために、主に働いているのがエクリン腺です。
アポクリン腺は、脇や外陰部、頭、耳などにあります。
もともとは、動物の芳香腺(ほうこうせん)と同じ働きをしていました。
発情期に分泌が活発になり、異性を引き付ける働きがあったのです。
汗は人にとって非常に大切なものです。
運動不足などで熱の発生が極端に少ない生活をしていると、汗をかく機会が減ることで汗腺は休眠状態に入ってしまいます。
すなわち、汗をかきにくい身体になるということですね。
顔汗・頭汗がひどい理由
人の身体は、熱に対して、あまり強くありません。
特に、頭の中の脳は、熱に対して、非常に弱い器官です。
それこそ、空調の良く効いた部屋に置かなければならないコンピュータですね。
この大切な脳を熱から守るために、首から上の顔や頭は、そもそも多くの汗をかくようにできているのですね。
休眠状態になっている汗腺の数が多いほど、身体での発汗量が少なるということですね。
といことは、身体の冷却能力も衰えるということです。
何らかの理由で身体が熱を持った時、残った汗腺で冷やさなければなりません。
すなわち、一つ一つの汗腺から出る汗の量が必然的に増えることになります。
先にも言いましたが、首から上の大汗の原因が、ここにあります。
顔汗・頭汗を改善する方法
人の身体では、その空調機能をつかさどっている器官が汗腺です。
汗腺が、常に正常に動くようにしている必要があるわけです。
汗腺も筋肉と同様に、使えば使うほど機能向上が望めます。
筋肉を鍛えるためには、運動をすればよいですね。
では、汗腺を鍛えるためにはどうすればよいのでしょう?
そう、汗を良くかくことです。
汗をかく機会を増やすことです。
すなわち、運動が身体にとっても汗腺にとっても良いということになりますね。
運動が健康上の問題であまりできないとか、運動が嫌いという人には、入浴方法におススメがあります。
半身浴ですね。
41℃のお湯に、胸までつかり、15分。
全身で汗をかくことができます。
そうそう、入浴前後の水分補給は大事ですので忘れないように!
まとめ
人が生きていくためには、汗をかかなければなりません。
汗を全身でかくようにすれば、部分的に大量の汗をかくとういことを避けることができます。
汗をかかないようにするのではなく、汗をかくようにしましょう。
それが、顔汗・頭汗を改善する有効な処方箋となります。
そして、顔汗・頭汗は加齢だけが原因では無いということも覚えておきましょう。
確かに、歳をとることで汗腺の機能低下が起こりますが、筋肉同様、それを遅らせることもできるわけです。
鍛えてやりましょう!
それでも、顔汗・頭汗を抑えたいとおもうシーンが有るときは、化粧品や医薬品に頼りましょう。