体臭。
何故か臭い感じがしますねぇ。
「臭」という漢字のせいでしょうか。
「匂」と置き換えれば、
また違った印象になりそうです。
そもそも体臭は、
臭いことが前提になっているようですね。
アナタは体臭が臭いことで悩んでいませんか?
アナタは、自身の身体からニオう体臭が臭いと思う瞬間はありませんか?
あるいは、他の人から体臭の臭いニオイを指摘されたことはないですか?
普段は、あまり感じないのだけれど、汗をかいた時に感じますよね。
それも、汗のかき始めはそうでもないけれど、時間が経つにつれニオイがひどくなってきます。
ただ、そのニオイにも種類がありそうです。
運動をした後のニオイは、いわゆる「汗臭い」です。
お酒を飲んだ後のニオイは、いわゆる「酒臭い」です。
その他、体調が悪いときにも独特のニオイがします。
「酸っぱい」と表現するようなニオイもありますね。
人前で汗をかいた時に、自分の体臭が臭いニオイを発していないか、周りにいる人たちが、そのニオイに顔をしかめていなか、気になることがありますね。
どうして体臭があるのでしょうか?その原因は?
そもそも、身体からニオイが発せられるには理由があり、そのニオイにも原因があるはずですね。
身体からニオイを発する理由、それは、人間は動物であるということです。
人も、他の動物と同様であるということを忘れてはいけません。
動物は、行動する範囲に自分のニオイを付けること(マーキングといいます)で縄張りを主張します。
また、自分のニオイで異性を惹きつけようとします(フェロモンといいます)。
すなわち、実は、人それぞれ違ったニオイを発しているのです。
残念ながら、それを嗅ぎ分ける能力は、今の人間には無いですけど。
それでは、身体から発せられるニオイの原因は何でしょうか?
コレには、「汗」が深く関わっています。
よく言われる「いい汗」と「悪い汗」です。
「いい汗」は、その成分の99%が水分で、サラリとしてほとんど臭わないです。
「悪い汗」は、塩分などのミネラル分が濃く、粘り気も強く、ねばねばしています。
これに、私たちの身体の皮膚の上に生息している細菌が関係してきます。
これらを「皮膚常在菌」というのですが、この細菌達が、汗を分解し発酵させます。
その結果、ニオイの元となるんですね。
「悪い汗」に多く含まれている水以外の成分が、「皮膚常在菌」のエサとなるので、「悪い汗」をかけばかくほど体臭も強くなる訳です。
気になる体臭を抑える方法はありますか?
ニオイの原因が「汗」にあることがわかりましたね。
そして、「悪い汗」かかないようにすることが大事であることも理解しました。
しかしながら、人間は、汗をかかずに生きて行くことはできません。
汗をかくという行為は、体温を調整するという大事な生体反応なのですね。
ですから、「いい汗」をかくようにしましょう。
「いい汗」をかくには、生活習慣の見直しが重要です。
【おススメの生活習慣】
・ストレスをためない
・適度な運動をする
・タバコは吸わない
・アルコールを摂りすぎない
・抗酸化作用のある食べ物を摂る
抗酸化作用のある食べ物とは?
カボチャ、ほうれん草、アーモンド、ブロッコリー、小松菜、かんきつ類、緑黄色野菜、赤ワイン、ブルーベリー、黒豆、大豆(納豆、豆腐)、りんご、緑茶、たまねぎ、レタス、ブロッコリー、お蕎麦、コーヒー、なす、イチゴ、ラズベリー、ザクロ、ゴマ、ウコン、カレー粉、しょうが、トマト、スイカ、ほうれん草、とうもろこし、ブロッコリー、赤ピーマン、赤トウガラシ、海藻類
ここで、適度な運動をすることの重要性をみてみます。
汗は、体中の皮膚にある「汗腺」という分泌腺から出ます。
この「汗腺」、実は、汗をかく習慣のない人では休眠状態になっています。
汗が出ないのです。
エアコンの効いた、一年中、同じ温度同じ湿度といった快適な空間で過ごすことのできる現代人では、多くの人の汗腺が休眠しています。
このような人の特徴は、身体の一部、例えば、脇、股、そして首から上だけ異常なほど汗をかきます。
他の汗腺が活動していない分、その機能を担おうとする結果ですね。
サラリとした汗を全身でかくことで、「皮膚常在菌」のエサを皮膚にとどめる時間が短くなります。
結果、ニオイも抑えることができるというわけですね。
生活習慣!大事ですね!
運動が苦手な人には、半身浴をおススメします。
半身浴を続けることで、眠っていた汗腺が目を覚ましてきます。
全身で汗をかくようにしましょう。
まとめ
日本人は、世界的に見ても体臭の薄い民族です。
ですから、少しのニオイのも敏感になってしまいがちです。
他国の人たちは、体臭が濃いですね。
それが理由で香水文化が発達したのですから。
そして、体臭というのは病気ではありません。
個性なのです。
必要以上に気にする必要はありません。
今は、ケア商品もたくさん販売されています。
ただ、一時的な解決ではなく、根本的に、ご自身の生活習慣を見直すことが大事だと思います。