「芸能人は、歯が命」
一時、そんなコマーシャルが流行りましたね。
1995年頃のお話。古っ!
個人的には、おそらく、このコマーシャルが今の「白い歯ブーム」に火を点けたのだと思います。
それからと言うもの、猫も杓子も「白い歯」です(笑)
歯は白くないとダメ、白くないと汚い・・・
そんな極端なイメージが一般的になってきました。
「歯」について、今一度、しっかりと理解したうえで、白い歯を求めていきたいですね。
白い歯に憧れる!でも人によって歯の色が違うのはナゼ?
歯の色の違いはナゼできるのでしょうか?
歯の色の違いは、その構造を見ることで理解できます。
歯は、3つの層からできています。
1番外側の層は、「エナメル質」で白色半透明。
その下の2番目の層は、「象牙質」で黄色っぽい象牙色。
そして3番目は、「歯髄」で象牙質の中にある神経です。
ですから、「エナメル質」の層が厚いと白く、薄いと「象牙質」の層の色が見えやすく、黄色っぽくなります。
当然のことながら、「象牙質」の層の色の黄色っぽさが濃いと、より黄色く見えるわけですね。
そして、この「エナメル質」の厚さや色と「象牙質」の色は、生まれつきの歯の色を決定しています。
余談ですが、白人や黒人は黄色人種(日本人)に比べて「エナメル質」が厚いようです。
そのため、アジア系以外の外国人の歯は白く見えるのですね。
白い歯に近道はなし、日頃のお手入れが大事
こうしてみると、歯の色は生まれつきのものですね。
ただ、私たちの歯は、生活をしている中で、本来の色ではなく汚れてしまっています。
その証拠に、子供の歯はとてもきれいな白色をしていますね。
これは、お手入れをすることで、本来の歯の色に戻す、近づけることを意味します。
目には見えないですが、歯の表面は凸凹しています。
これに、飲食物の着色汚れ(ステイン)が付着します。
これを放っておくと汚れが積み重なって取れにくくなり、白い歯が黄色い色になっていきます。
だからこそ、日頃のお手入れが大事なのです。
食べ物の中でも、色の濃い物は歯を着色します。
ワイン、コーヒーやカレー、あるいはタバコ。
では、何かを口に入れたら、飲食をしたら、すぐに歯を磨くべきなのでしょうか?
いえいえ、実は、注意が必要です。
普段の私たちの口の中は、唾液によって中性に保たれています。
飲食をすると、これに反応して口の中の細菌が酸を作り出すので酸性になります。
この酸は、歯の「エナメル質」を溶かしてしまうのです。
この状態の時に歯磨きを行うと、より一層、歯の表面を傷つけることになります。
私たちの身体は良くできたもので、歯も同様です。
食事に度に歯の表面は溶けますが、すぐに再生されます。
耳にしたことがあると思いますが、これを「再石灰化」といいます。
食後30分程度で「再石灰化」が完了することがわかっています。
ですから、歯磨きは食後30分経ってから行うと良いですね。
歯磨きまでの30分を待つ間にも出来ることがあります。
少しでも歯の汚れを落とすのに有効です。
・ガムをかむ
唾液の分泌を盛んにしてくれるので口の中を中性にしやすくなる。
是非、実行してくださいね。
白い歯のためにリステリンホワイトニングを試しています
毎日の地道なケアによって歯を白く保つことはできます。
でもやはり、少しでも歯を白く見せたいのが人情ですね。
「ホワイトニング」という言葉に惹かれるのは、誰しも同じです。
そんな中で、「リステリンホワイトニング」というマウスウォッシュ商品が、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社から出ているので試してみることにしました。
毎日、いつでもお手軽に続けることが出来るものが良いと考え選びました。
これの使用方法は、超簡単です。
少量を口に含み、「くちゅくちゅ」と歯を洗います。
1分間頑張ります。
口の周りの筋肉が、結構、疲れます(笑)
そして吐き出しておしまい。
ねっ!
まず、いつもの市販の歯磨き粉で、いつも通り歯を磨きます。
歯はもちろんですが、歯茎もマッサージを意識して磨きます。
歯を支えている歯茎も健康でないとダメですからね。
そして、「リステリンホワイトニング」でマウスウォッシュです。
吐き出しておしまい、ではありません!
ここから歯ブラシで磨きます。
この方が効果的ですから。
「リステリンホワイトニング」は、口に含むと舌に刺激を感じます。
これが嫌で続けることが出来ない人をいるようです。
マウスウォッシュの時に、出来るだけ舌に液がかからないようにすると良いです。
唇と歯の間で液を躍らせる感覚です。
個人的には、おススメです。
爽快感が素晴らしい。
肝心の「ホワイトニング」に関してですが、1ヶ月間利用しての感想は、「おっ、少し白くなった?」です。
微妙な表現で申し訳ないのですが、私自身は満足し、今後も続けていきます。
ただ、「真っ白な歯」を求める方にはおススメしません。
その人が本来持っている歯の色に近づける効果はあると思います。
歯の黄ばみ、気になる方におすすめ!歯を白くするハミガキとは…
まとめ
その人の印象は、歯の色によって変わります。
ですが、極端に黄色い歯でもない限り、日本人社会では気にする必要は無いです。
だって、みんな黄色い歯ですから!(笑)
普通にお手入れすることで得ることのできる「歯の色」でいいんです。
歯の色よりも、生涯にわたって自前の歯を残すことに注力する方が大事です。