敬老、老人を敬って大切にすること。
今のあなたが生きているのは、お父さんお母さんが、そしておじいちゃんおばあちゃんがいてくれたからです。
今は、何でもある便利な世の中です。
すさまじくひどい戦争を戦い抜き、敗戦後、何もない日本を復興するために死に物狂いで働いてきた人たち。
それが私たちのお父さんお母さん、そしておじいちゃんおばあちゃんなのです。
敬老、なんて簡単には言えないです。
本当に感謝をしなければバチが当たりますよね。
敬老の日、何をしますか?
敬老の日には、お年寄りへの感謝と長寿のお祝いをするわけです。
けっして、仕事や学校が休みだからと言って、浮かれる日ではないのです(笑)
何かというと「プレゼント」となります。
しかし、何でも簡単に手に入る現代において、実は、プレゼントほど難しいものは無いですよね(汗)
リクエストでもあれば良いのですが・・・
同居をしていたり、近くに住んでいて頻繁に行き来しているなら、それこそ何もいらないですね。
「いつもありがとう。これからも元気でね。よろしくお願いします。」
この一言、声かけで十分ではないでしょうか。
もちろん、欲しがっている物がわかるようならば、プレゼントをしましょう。
逆に、普段、なかなか会うことができない場合は、折角ですから顔を出しましょう。
そして、食事ぐらい一緒に摂りましょうよ。
積もる話もあるでしょう、近況報告がてら出向きましょう。
そもそも敬老って何歳からですか?
敬老の日は、祝日法(国民の祝日に関する法律)によると「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。
ですから、老人とは何歳からを言うのかが問題ですね。
老人が何歳からなのかを定めた法律はありません。
老人=高齢者でありますが、この線引きはあいまいですね。
例えをいくつか挙げてみましょう。
・企業における定年は、高年齢者雇用安定法により60歳未満に設定できません。
・高年齢者雇用安定法における「高年齢者」とは、55歳以上の者を言いいます。
・年金の受給年齢は65歳です。
・国連では60歳以上を高齢者としている。
・世界保健機関 (WHO) の定義では、65歳以上を高齢者としている。
・各種公的機関が行う人口調査では、65歳以上を高齢者と区分している。
このように、老人=高齢者の取り扱いが変わるのですね。
ただ、いろいろな法律や機関の定義を見ていると、65歳以上を老人と言って良いのではないでしょうか?
何かの制度を決めるためには、正確な年齢表記が必要なのでしょうけど、では、敬老の日は?となると困りますね。
現代の人は、60歳を超えても、全然老人じゃないよね!っていう元気な人が多いですものね。
あえて言うとすると、年齢ではなく、孫がいる人たち、かしら?
敬老の日の由来を調べてみました
敬老の日の始まりは、いつどこで?
兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町八千代区)で、その後の敬老の日の元となるイベントが行われました。
それが、1947年(昭和22年)9月15日に、村主催で行われた「敬老会」です。
「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨で開かれたようです。
丁度、農閑期にあたり気候も良いということで、この時期に開催されました。
翌年には、9月15日を「としよりの日」として村独自の祝日しました。
そして、1950年(昭和25年)からは兵庫県が「としよりの日」を制定。
1964年(昭和39年)に、9月15日が老人の日として定められました。
さらに1966年(昭和41年)に、国民の祝日になりました。
そして、2003年(平成15年)からは、現在の9月第3月曜日となりました。
まとめ
おじいちゃんおばあちゃんには、ゆっくりと不自由のない生活を送ってほしいですね。
日々を笑顔で暮らしてほしいです。
いつまでも元気でね、という気持ちを伝えるようにしましょう。
物ではなく、言葉で伝えましょう。