夏の激しい暑さも落ち着き、爽やかな季節が訪れます。
誰もが心待ちにする秋です。
日本の秋と言えば、紅葉狩りですね。
日照時間が短くなり、気温が下がり出すと、木の葉が色付き始めます。
紅葉というのは、木の葉にとっては、ある意味、老化現象です。
冬の間の木は、雨が少なる影響で水分の補給がままならなくなります。
又、日照時間が少なくなることで作り出すエネルギー量が著しく減ります。
このため、それらの消費を少しでも防ぐために葉を落としているのです。
日本の紅葉は、9月頃から北の大地、北海道から始まります。
その後、「紅葉前線」は徐々に南下していきます。
ただ、山間部や内陸では、朝晩の冷え込みが起こりやすいので、比較的早い時期に紅葉が始まります。
葉が紅葉している期間というのは、おおよそ1か月間ぐらいです。
なかでも見頃はと言いますと、紅葉が始まってから20日前後の頃合いが最高ですね。
そんな自然の美しさを「兵庫県の神戸市立森林植物園」に見に行ってみましょう。
紅葉を兵庫県で楽しむなら神戸市立森林植物園がおススメ
兵庫県にある「神戸市立森林植物園」をご存知ですか。
港町神戸の街に迫るように横たわる六甲山系の山上にある植物園です。
1940年に開園ですから、歴史がありますね。
周辺は、瀬戸内海国立公園に指定されています。
自然を最大限に活用した造園がされています。
生きた植物本来の姿を樹林として見ることができます。
その総面積は、142.6haと広大です。
園内には、約1,200種(うち約500種は外国産)が植栽されています。
北アメリカ産樹林区
ヨーロッパ産樹林区
アジア産樹林区
日本産樹林区
・北日本区
・照葉樹林区
・日本針葉樹林区
「あじさい園」は国内有数のアジサイの名所です。
25種350品種、約5万株を収集して植栽
六甲山の幻の花といわれたシチダンカ植栽
「しゃくなげ園」
7種約4千株のシャクナゲやツツジを植栽
ツクシシャクナゲ、ホソバシャクナゲなど
その他に、姉妹都市や友好都市の提携を記念して、シアトル、天津、ブリスベーン、リガ各都市の「国際親善の森」があります。
「さくら園」「はぎの小径」など四季の花を観賞できる花木園もあります。
神戸市立森林植物園での色づき始めは、例年10月の下旬ごろです。
紅葉の見頃は、11月中旬から下旬にかけてになります。
イロハモミジ、オオモミジ、ハウチワカエデ、モミジバフウ、ハナノキ、ウリカエデ、カツラ、ユリノキ、メタセコイア、タカノツメなど、38種約3千本もの木の葉が、色とりどりに色付く紅葉を楽しむことが出来るのです。
9:00~17:00
入園は16:30までです。
イベント開催時は変更されます。
休園日
毎週水曜日
但し、祝日の場合は翌日が休園
12月29日~1月3日
イベント開催中は無休です。
入園料
大人(高校生以上) 300円
小人(小・中学生) 150円
紅葉が素晴らしい兵庫県の神戸市立森林植物園へのアクセス方法
神戸市立森林植物園は、兵庫県は神戸市に位置する六甲山にあります。
自動車を利用する場合ですと、国道428号(有馬街道)の小部峠交差点から3分程度の位置です。
もう少し詳しく説明しますね。
東から中国自動車道を利用する場合
中国自動車道 西宮山口JCT
↓
阪神高速北神戸線 箕谷出口を右折
↓
梅木谷交差点を左折
↓
国道428号(有馬街道)小部峠交差点を左折
東から阪神高速3号神戸線を利用する場合
阪神高速神戸線 生田川出口
↓
山麓バイパス 天王谷出口
↓
国道428号(有馬街道)小部峠交差点を右折
西から加古川バイパスを利用する場合
加古川バイパス
↓
第二神明道路 伊川谷JCT
↓
阪神高速7号北神戸線 箕谷出口を右折
↓
梅木谷交差点を左折
↓
国道428号(有馬街道)小部峠交差点を左折
西から中国自動車道を利用する場合
中国自動車道 神戸三田IC
↓
六甲北有料道路 柳谷JCT
↓
阪神高速7号北神戸線 箕谷出口を右折
↓
梅木谷交差点を左折
↓
国道428号(有馬街道)小部峠交差点を左折
四国・淡路方面から行く場合
明石海峡大橋
↓
神戸淡路鳴門自動車道 垂水JCT
↓
山陽自動車道 布施畑JCT
↓
阪神高速7号北神戸線 箕谷出口を右折
↓
梅木谷交差点を左折
↓
国道428号(有馬街道)小部峠交差点を左折
電車を利用する場合、最寄りの駅は、神戸電鉄有馬線の北鈴蘭台駅になります。
北鈴蘭台駅からは、距離にして2.8㎞で、徒歩ですと約40分です。
徒歩でも40分程度の距離なので、季節もいいのでハイキングがてらゆっくり向かうのもいいですね。
タクシーを利用すると7分程度です。
又、北鈴蘭台駅からは無料の送迎バスがあります。
季節により増便がありますが、通常ですと1日8本の運行がされています。
北鈴蘭台駅東口を出ると、交差点ななめ向かいにタイムス駐車場があります。
この駐車場の入り口横にある阪急バスの停留所の横が、無料送迎バスの乗り場です。
もちろん、お帰りの送迎バスもありますよ。
JR三ノ宮駅からもバスが出ています。
神戸市バスを利用する場合
ミント神戸の1Fバスターミナル4番乗り場から出ます。
JR三ノ宮駅東口を海側(南側)に出ると見える緑色の建物が、ミント神戸です。
25系統が森林植物園前ゆきになります。
季節により異なりますが、1日6~17本運行されています。
運賃は、片道550円で、所要時間が約40分です。
三宮駅は、バス乗り場が多数ありますので事前に確認しておきましょう。
紅葉を楽しみに兵庫県の神戸市立森林植物園へ行く際の駐車場情報
神戸市立森林植物園では、駐車場を用意しています。
700台の駐車が可能です。
1日の駐車料金は、普通自動車500円です。
二輪車は、無料です。
混む時期もありますので、事前に現地への問い合わせをするのが良いですね。
公共交通機関を利用して、のんびり行くのも良いと思いますよ。
まとめ
神戸市立森林植物園では、例年「森林もみじ散策」というイベントを開催しています。
10月の中旬から11月末日あたりです。
事前に、情報を確認してみて下さいね。
このイベントでは、11月上旬から11月末までの間で、ライトアップも行われます。
昼間だけでなく、夜の紅葉の景色もとても美しいです。
日が暮れていく中でライトアップされ、その表情を変える紅葉を楽しんで下さい。
自然って最高ですね。