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おたふくかぜの予防接種は受ける?その副作用(副反応)と効果は?

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子供が1歳を迎えるころに悩むのが、おたふくかぜの予防接種です。

この予防接種は任意なので、親の判断で受けさせるか否かを決めることになります。

費用も自己負担ですが、お金の問題以上に、接種後の副作用(副反応)が気になります。

 

予防接種には、定期接種と任意接種があります。

定期接種は、国や自治体が乳幼児に接種を強くすすめているワクチンで、無料です。

任意接種は、受ける側の判断でするのですが、決して医学的に重要度が低いワクチンというわけではありません。

任意接種は有料ですが、自治体によって助成が受けられる場合があるので確認して下さいね。

 

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おたふくかぜの予防接種によって起こる副作用(副反応)について見てみましょう。

効果がなく副作用(副反応)が多いのであるならば、予防接種として認可が下りるわけがない。

必要と考えられているから存在する予防接種ですからね。

さらに、おたふくかぜの予防接種は、近い将来、定期接種になると思われます。

 

おたふくかぜの予防接種で気になる副作用(副反応)とは?

 

予防接種があるということは、その疾患が人体に与える悪影響が大きいからです。

その病気にかかると重い症状や後遺症、最悪の場合、亡くなることもある。

そうならないように作られたものなので、軽く考えるべきではないことはわかります。

 

問題は、病気にならないために、あるいは、かかったとしても症状の軽減が期待できるからこそ受ける予防接種で、副作用(副反応)が出る場合があるという点です。

親としては、副作用(副反応)が心配ですよね。

 

残念ながら、おたふくかぜの予防接種は、副作用(副反応)がゼロではありません。

ただ気を付けないといけないのは、副作用(副反応)という言葉に、必要以上の恐怖を抱いてはいけないということです。

 

「注射をした辺りの皮膚が赤くはれる」

接種後によく見られる、この症状も副作用(副反応)ですからね。

 

以下は、ごくまれに見られる副作用(副反応)です。

・脳炎
・髄膜炎
・急性散在脳脊髄炎
・脳症
・痙攣
・耳下腺炎・耳下腺腫大
・発熱
・血小板減少性紫斑病
・急性膵炎
・難聴

 

比較的多い症状、といっても100人に1人程度の割合ですが、接種後2~3週間後に発熱や耳の下が軽く腫れることがあります。

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これは、数日で治ります。

 

また、良く聞かれる無菌性髄膜炎

ごくまれ(数千人に1人)に、接種後から2~3週間後に無菌性髄膜炎を起こす事があります。

髄膜炎と聞くと怖い感じがしますが、細菌性髄膜炎と比べると後遺症の心配はかなり少なく予後は良好です。

そのほとんどが1~2週間で治ります。

 

対して、おたふくかぜにかかった場合の合併症について見てみましょう。

特に、子供の場合ですが、「難聴」があります。

ムンプスウィルスが原因なので「ムンプス難聴」と言われています。

15歳以下の、それも5~9歳の子供に発症することが多く、片耳が聞こえなくなる病気です。

治療法がないため、聴力の改善は難しいのです。

 

以下、その他の怖い合併症です。

脳炎
髄膜炎
睾丸炎
卵巣炎

 

脳炎、髄膜炎を発症すると神経系に後遺症が残る場合もあり、死亡率も20%~40%になります。

思春期以降にかかると、睾丸炎(25%)や卵巣炎(30%)を発症するリスクも高くなります。

 

ここで、おたふくかぜの整理をしておきます。

おたふくかぜは流行性耳下腺炎とも呼ばれ、ムンプスウイルス(おたふくかぜウイルス)に感染することで発病します。

感染後、2~3週間の潜伏期間を経て、耳下腺(耳の下あたり)の腫れがあらわれます。

腫れは痛みを伴い、発熱することもあります。

注意が必要なのは、大きくなってからかかると、症状が重くなりやすいという点です。

おたふくかぜにかかった場合、特別な治療法はありません。

症状を少しでも軽くするという対症療法になります。

できれば、かかりたくないですね。

 

おたふくかぜの予防接種の効果は?

 

おたふくかぜの予防接種を受けると、90%の人に免疫ができます。

おたふくかぜにかかりにくくなりますし、かかった場合の症状を軽くすることが出来ます。

おたふくかぜは、冬から初夏にかけて流行します。

年齢的には、3~6歳の罹患数が多いです。

そして、注目すべきは、おたふくかぜにかかった時に、症状が出やすい年齢があるという点です。

1歳だと20%程度ですが、4歳以降では90%程度のお子さんに症状が出ます。

おたふくかぜの予防接種は、満1歳で受けることができますから、早い方が有効ですね。

 

おたふくかぜの予防接種を受けるべき回数は?

 

日本小児科学会では、予防接種を2回受けることを推奨しています。

1回目は1歳、2回目は4~6歳です。

2回受けることで、より長期間免疫が続くことが期待できます。

 

まとめ

 

子供を育てる過程で、いろいろな予防接種を受けさすことになりますね。

予防接種には、副作用(副反応)というリスクがあります。

ただ、それ以上に、病気にかかりにくい、かかったとしても症状が軽くなるというセフティーがあります。

大人とは違い、まだまだ免疫不足の赤ちゃんです。

しっかりと予防接種を受けさせてあげることで、かかった場合の重症化を防ぐことが出来ますね。

 

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