10月になると、秋に穫れた新米で新酒の仕込みが始まります。
「灘の生一本」という日本酒をご存知ですか?
灘五郷といわれる、日本酒の生産地で作られる日本酒ですね。
灘五郷というのは、現在でいうと兵庫県神戸市の東灘区と灘区、そして西宮市を合わせた地域を指します。
現在の兵庫県西宮市今津地区
西宮郷
現在の兵庫県西宮市浜脇・用海地区
魚崎郷
現在の兵庫県神戸市東灘区魚崎・本庄地区
御影郷
現在の兵庫県神戸市東灘区御影・住吉地区
西郷
現在の兵庫県神戸市灘区新在家・大石地区
この地域は、酒造りに適した上質の酒米(山田錦)と上質のミネラル水が取れます。
そして、寒造りに最適と呼ばれる「六甲おろし」が吹きます。
その上、製品の水上輸送に便利な港があったことから、日本酒の名産地として栄えてきました。
室町時代には、すでに酒造りが始まっていたそうです。
特に、この地域の水が良いそうです。
酒造りには欠かせない、酵母の発酵を促進させる水が湧き出ています。
この水は、「西宮の水」から「宮水」と呼ばれるようになりました。
この灘五郷の中で、西宮郷と今津郷で日本酒のイベントが開催されます。
今回は、この「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」というイベントをご紹介します。
日本酒が中心のイベントですが、子供連れの家族にも楽しめる催しもあります。
「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」というイベントについて
10月は新米を収穫し、酒蔵が日本酒造りを始める季節です。
そして、10月1日は「日本酒の日」です。
これに合わせて、「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」が開催されます。
【日時】
10月7日(土)12:00~20:00
10月8日(日)10:00~18:00
雨天決行
【会場】
メイン :西宮神社
サテライト:白鹿酒ミュージアム
白鷹禄水苑
日本盛酒蔵通り煉瓦館
大関甘辛の関寿庵
【プログラム】
「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」の会場はどこ?
【西宮神社】
福の神として崇敬されている「えびす様」をおまつりする神社の総本社。
【白鹿酒ミュージアム】
酒造りの歴史を後世に正しく伝えていく事を目的として建設された博物館。
【白鷹禄水苑】
かつてこの地にあった白鷹の蔵元、辰馬家の住居をイメージ再現した建物。
【日本盛酒蔵通り煉瓦館】
日本盛のアミューズメントスポット。
利き酒ができ日本酒を購入できる。
本格日本料理のレストランやエステ、ガラス工房がある。
【大関甘辛の関寿庵】
酒饅頭や酒カステラなどの和菓子と生原酒を販売する和菓子屋。
「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」の注目したいポイントは?
興味深いイベントがたくさん用意されています。
中でも注目したいイベントを挙げてみましょう。
10月7日(土)13:00~
西宮神社の本殿前で、来場者全員での一斉乾杯。
西宮市の友好都市である高知県梼原町の伝統芸能「津野山神楽」も鑑賞できます。
10月7日(土)15:30~
10月8日(日)15:30~
太鼓、鉦のにぎやかなリズムに合わせて「それいっちゃ、やれいっちゃ」の掛け声とともに、大八車を引く者、赤いはっぴ、はんてんを身にまとった祝い隊、総勢約50名による圧巻のパレードです。
西宮神社の赤門からエビスタ西宮、西宮中央商店街を回って、再び赤門へ戻ってくるコースを練り歩きます。
10月7日(土)16:30~
10月8日(日)16:30~
西宮神社本殿前で、来場者に西宮の酒の「御振る舞い」を行われます。
会場のみなさんと全員で一斉乾杯を行います。
10月7日(土)12:00~16:00
10月8日(日)10:00~15:00
西宮神社の中に設けられた、「えびす親子ひろば」で楽しめます。
10月7日(土)14:30・15:30・17:00
10月8日(日)10:30・11:30・13:30・14:30・15:30・17:00
ジャグリングやバルーンが楽しめます。
まとめ
お酒が好きな人も飲めない人も、子供でも楽しめるイベントになっています。
各会場へは、無料のループバスが便利です。
ただ、このバスは混雑します。
基本は、歩いて巡る心積もりいる方が良いかもしれません。
大した距離ではないので、酔い覚ましがてらに丁度いいでしょう。
一日で回るのは大変なので、二日に分けて計画的に回りましょうね。