会社の健康診断で要精密検査の判定が出ました。
該当項目はレントゲンですから、肺に問題があるかも?ってことです。
喫煙歴も10年を越えていますから、肺に負担をかけていることは間違いないです。
まじ、やばいかも(汗)
しかし、肺の精密検査って何をするのでしょうか。
今回は、私が体験した検査内容を記したいと思います。
健康診断の肺の検査結果欄に記述されていたのは「結節性陰影」という単語。
そして、「要精密検査」でした。
「結節性陰影」?
聞いたことも見たこともない単語です。
場所が肺ということと文字のイメージから、私の頭の中では「結核」とリンクしました。
早速、大きな病院で診察を受けることに。
再度、レントゲンを撮り、胸部CTを受けることになりました。
胸部CTとレントゲン(X線撮影)の違いはナニ?
はじめて受ける「胸部CT検査」です。
そもそも、「CT」と「レントゲン」の違いはナニでしょうか?
レントゲン
一般的に、レントゲンと呼ばれるのは、X線撮影のことです。
これは、X線の発見者の名前でもあります。
X線を照射すると、これを通過するものと通過させないものがあります。
この透過度の違いから病変を探ります。
ちなみに、透過度が高い組織としては、空気、皮膚、筋肉、軟骨などがあります。
逆に、透過度の低い組織は、骨です。
検査の方法は、多くの方がご存知のように、X線照射装置と白い感光版の間に体を置いて行います。
X線を通過した部分は、感光版を黒く変色させます。
反対に、通過しなかった部分は、白いままです。
ですから、骨の部分は白く映るのですね。
そして、肺炎や腫瘍などでは、X線透過度が低いため、感光版は白いままです。
本来、透過することで黒く映るはずの部位に、白い部分があるということは、何らかの病変が考えられるわけです。
肺全体は、黒く映るはずなのに、その中に白い部分があるのはおかしい、ということですね。
わたしに場合、この白い部分があったわけです。
そして、それが丸い場合、検査結果欄に書かれていたように「結節性陰影」と呼ぶそうなのです。
胸部CT
「CT」というのはConputed Tomography(コンピューター断層撮影)の頭文字を取った略称です。
筒状の検査機の中に横たわると、全方位からX線を照射することで立体的に身体の中を診断することが可能です。
そして、筒を少しづつずらすことで、身体を輪切りにして撮影することが出来るのです。
CT検査は、レントゲン(X線撮影)に比べて格段に精密な情報を得ることが出来るのです。
胸部CTの検査内容はどんなもの?
検査室に入ると、大きなドーナツ状の検査機が目に入ります。
その前には、動けない怪我人や病人を搬送するための器具、ストレッチャーに似たベッドがあります。
まず、手荷物を置き、アクセサリー等を外します。
シャツや薄い服などは脱がなくても良いです。
ちなみに、私の場合、肌着にユニクロのヒートテック、その上にセーターを着ていたのですが、そのままでOKでした。
胸部のみの検査ですので、ズボン、スカートは問題ないです。
ストレッチャーの様なベッドに横たわり、万歳をした状態で待機です。
ドーナツ状の検査機が、ストレッチャーを穴の中を通すように動いて撮影をします。
その間に、「息を吸って」「はい、止めて」と指示があります。
息を止めている時間は、10秒以内です。
この作業を2回行って終了です。
それこそ、「あっ」という間でした。
検査室に入って出るまでに5分と掛かっていなかったと思います。
胸部CTでわかる病気は?
CT検査で判断が付く病気は、いくつかあります。
肺がん
他の部位のがんの肺への転移
肺結核
肺真菌症(カビで起こる病気)
肺非結核性抗酸菌症
狭い範囲の肺炎
良性腫瘍
古い炎症が治った痕跡
など
しかし、血管と血管、血管と肋骨などが重なって、異常がないのに結節影があるように写ることもあるそうです。
まとめ
私の胸部CTによる精密検査の診断結果は、「生まれつき」でした。
肺というのは、左右に一つづつで、計2つあると思っていました。
実は、右の肺は3つ(上葉、中葉、下葉)、左の肺は2つ(上葉、下葉)の部分からなっているそうです。
そして、私の右肺は生まれつき、上葉のさらに上に、4つ目の葉が出来かけていたそうです。
これが白い影になって映っていたとのこと。
ですから、なんら問題ないという事で、ほっと一安心です。
CT検査は予約が必要です。
私の場合、朝1番を予約していました。
病院に入って、
↓
受付をし、
↓
検査室へ向かい、
↓
検査を受け、
↓
受付で会計を終わらせ、
↓
病院を出る。
この間、掛かった時間は、およそ15分でした。
参考までに、かかった費用は五千円を少し超えた程度でした。
ホントに手軽に、比較的安い費用で受けることが出来る検査です。
検査を勧められた時には、気軽に受けて大丈夫です。