小さなお子さんを持つご家庭では、病気が心配ですね。
ホントに、よく熱を出します。
ほぼ無菌状態のお母さんのおなかの中から出てくると、まぁ、病原菌だらけの世の中に放り出されるわけです(汗)
病気にならな方がおかしいぐらいですね。
小さな我が子が熱でうなされているのを見るのはつらいものです。
すぐに良くなるとわかってはいても・・・ですね。
熱を出すと心配なことの一つに、熱性けいれんがあります。
わたしも、我が子で経験したことがあり、慌ててしまった覚えがあります。
今回は、この熱性けいれんについて見ていきたいと思います。
熱性けいれんを起こした子供の症状
日本では、子どもの10人に1人ぐらいの割合で熱性けいれんを起こすという統計があります。
ですから、決して珍しい症状ではないのです。
6歳未満の子供に多く、特に、1~2歳ごろが発症のピークだそうです。
大体、熱が出始めてから24時間以内に出ることが多く、2~3分ほどで治まる場合がほとんどです。
我が家でも、子供が8か月ぐらいの時でした。
その日は、夕方から少し熱っぽいなぁと思って、体温を測ると37.5℃の微熱でした。
夜になって、赤い顔をし、呼吸が荒くなってきたので熱を測ると39℃を超えていました。
夜間応急診療所へ連れて行こうと考えている時でした。
それはもう突然でした。
「ぎゃっ」という泣き声を発したかと思うと、
急に両手を握り閉め、
アゴを硬直させ、
半開きの白目を見せて、
全身を硬直させ、
「うぅ~」と唸りだしました。
ホントにびっくりして、というより恐怖でした。
このまま死んでしまうのじゃないかと。
慌てて、夜間応急診療所へ連絡を取り、医師に指示を仰ぎました。
熱性けいれんを起こした子供の対処法
一番大事なことは、親(周りにいる人たち)が落ち着くことです。
熱性けいれんは、脳に後遺症が残ったり、命に係わることは、ほとんどありません。
ですから、落ち着いて症状の観察をします。
まず、衣服をゆるめて楽な姿勢で寝かせます。
吐くようならば、顔を、あるいは身体ごと横に向けます。
決して、抱きしめて、揺さぶったりしてはいけません。
そして、観察です。
・けいれんの仕方は、左右対称かどうかを見ます。
この二つは大事なことです。
熱性けいれんの場合、その症状は、ほぼ5分以内に治まり、手や足、黒目が左右対称の動きをするのです。
15分以上けいれんが続いたり、身体のけいれんが左右対称ではない場合は、熱性けいれんではない可能性が出てくるのです。
ですから、この情報は、医師に正確に伝えなければなりません。
あと、もちろんのことですが体温を測ることも必要です。
我が家の場合も、医師へ電話をすると、同じようなことを指示されました。
ただ、電話がつながった時には症状が治まり、スヤスヤと眠っていましたが。
そのまま何もなければ、翌朝に病院へ行くようにと言われました。
そして、「熱性けいれんは、その症状がひどいように見えるので、パニックになる親御さんが多いですが、小さな子にはよくあることなので心配することは無いですよ」と安心させてくれました。
知識も経験もない当時の私たちには心強い言葉でした。
子供が熱性けいれんを起こした場合は救急車を呼ぶべき?
・けいれんしている身体の部位が左右非対称
・熱が出て2日以上たってからけいれんが起こった
・1日に何度もけいれんが起こった
・6か月未満なのに、けいれんが起こった
・けいれんが治まっても意識が戻らない
このような場合は、熱性けいれん以外の可能性が考えられるので、遠慮せずに救急車を呼びましょう。
まとめ
熱性けいれんが、どうして起こるのかは、子どもの脳が未熟なためというようなことも言われていますが、はっきりと解明されていません。
ただ、身体に、悪い結果をもたらすものではありません。
しかしながら、その場面に遭遇すると、なかなか平常心ではいられませんが、出来るだけ落ち着いて対応しましょう。
また、両親や家族に熱性けいれんの経験者がいる場合は、熱性けいれんを起こしやすい子供ということが出来るようですので注意が必要ですね。