大腸内視鏡検査を受けることになりました。
よもや自分が受けることになるとは思いもしませんでした。
施術前は、いろいろと不安が大きかったです。
でも、実際に経験してみると、そう大した検査ではないということがわかりました。
今回は、実体験をお話しさせて頂きます。
ご参考までに。
大腸内視鏡検査の前日
まずは、大腸の中を綺麗にすることが大事です。
ですから、前日の食事から気を付ける必要があります。
消化の良い食べ物を意識しなければならないのです。
私の場合は、病院で検査食が出ました。
これは、朝昼晩の三食がセットになったレトルト食品です。
正式名称は、「大腸内視鏡専用検査食 クリアスルー 3食セット」。
昼食は、肉じゃが120gと鮭がゆ250g。
夕食は、チキンクリームシチュー220gとクラッカー5枚。
三食で摂取できる栄養成分は、写真の通りです。
それぞれ、量は少なめですが、「検査を受けるために必要なこと」というあきらめの気持ち?なのか、結構お腹も満たされます。
味は美味しいです。
ホント、最近のレトルト食品は完成度が高くなりましたね。
朝昼夕のメニューは入れ替えても良く、ただ、夕食は20時までに摂るようにします。
20時の夕食後、検査終了まで絶食になります。
大腸の中を空っぽにすることが大事なので、1日だけの辛抱ですから空腹は我慢しましょう!
とは言え、精神的に弱い私は、朝食に食パン1枚を追加しました(汗)
・・・あと、小粒のチョコレートを2粒、3時のおやつに・・・意志が弱い(;^_^A アセアセ・・・
皆さんは真似しないで下さいね。
私の場合、14時から検査が始まります。
検査時間は、問題なく進めば30分ほど。
私は、麻酔をして眠った状態で検査する方法を選択したので、目が覚めるのに2時間程度かかる予定です。
覚醒後、支払いなどを終えて病院を後にできるのは、16時から17時の間でしょうか。
お腹に何か物を詰め込めるのは、その後ですね。
我慢です(笑)
前日に行う最後のイベントは、21時にラキソベロン液という下剤を飲むことです。
正式名称は、「大腸検査前処置用下剤 ラキソベロン内用液0.75%」です。
無色で、少し粘性のある液体で、においはありません。
コップ1杯程度の水に溶かして飲みます。
これは、問題なく飲むことが出来ます。
ラキソベロン液の効果でしょうか、夜中1時と早朝6時に排便がありました。
そうそう、お酒はどうでしょうか?
やはり「前日の飲酒は控えるように」とあります。
でも何故でしょう?
尿検査や血液検査をするわけでもないのに、軽い晩酌程度なら良さそうですが。
これには理由があります。
検査をして何も問題が無ければ良いのですが、問題があった場合に、その場で対処しなければならない状況も考えられます。
例えば、内視鏡生検やポリープ切除です。
このような時に、アルコールは出血を促すことがあるのだそうです。
やはり、お酒も1日だけ我慢ですね。
大腸内視鏡検査の当日の朝
当日の朝は、9時から儀式があります(笑)
大量の下剤を飲むのです!
あっ!大量と言うのは、あくまでも飲む量のことで、薬の成分量が多いという意味ではありませんので、あしからず。
この下剤の正式名称は、「経口腸管洗浄剤 ニフレック配合内用剤137.155g」です。
この容器には顆粒の薬が入っていて、これを2リットルの水で溶かして、2時間ほどかけて飲みます。
注意点としては、一気に飲まないこと。
コップ1杯(約180cc)を10~15分かけて飲みます。
そうそう、最初の一杯目には、別の薬も一緒に飲みます。
この薬の正式名称は、「消化管内ガス駆除剤 ガスコン40mg」で、2錠飲みます。
腸管内の小さなガスを合体させて、体外へ排泄させやすくする作用があるそうです。
だいたい1リットルほど飲んだころ、時間にして1時間後ぐらいでしょうか、最初の排便が起こるようです。
その後は、数回にわたって排便があります。
ただ、排便の回数の問題ではなく、便の状態をチェックすることが大事です。
粒が残っている状態ではダメで、ほとんど無色の状態が最高です。
黄色くても粒が残っていなければ合格です。
せっかくの検査なので、最高の状態に持って行きましょう!(≧▽≦)/
さてさて、私は9時ジャストから服用を開始しました。
味は・・・美味くない。。。_| ̄|○
どんな味かと言うと「塩分が濃いスポーツドリンク?」といったところでしょうか。
まぁ、とりあえず1杯目は15分で飲み切ります。
一口目、二口目と飲み進めるにしたがって、飲み切る自信が消失していくのがわかります。
一杯目、二杯目ではないですよ!一口目、二口目ですからね!(汗)
この先が思いやられます。(´;ω;`)
私の場合、説明書通り1時間後ぐらいに最初の排便がありました。
しかし、想像していたような腹痛はなく、ごく薄い排便の感覚がある程度です。
長い時間、腹痛と戦う破目になるかも?と若干恐れていたのですが、嬉しい誤算でした。
便は、例えるなら「肛門からおしっこをする感じ」です(;^_^A アセアセ・・・
軟便どころではなく、水ですね(笑)
ニフレックを服用した後ですが、本当に気を付けてもらいたいのが、「便意が薄い」ということ。
うんちをしたいという感覚がないにもかかわらず、「便は出口まで来ている」という状況になります。
ひょんなことで腹圧がかかると、漏らしかねません。
油断されない方が良いと思いますよ、ホント。
最終的に、検査までの排便回数は、私の場合13回でした。
肝心の便の状態も合格ラインまできれいになったと思います。
ただ、ニフレックを2リットル飲み干すことはできませんでした。
目分量ですが1.6リットルぐらいでダウンでした。
下剤は飲み切ることが目的ではなく、腸内洗浄の手段でしかありません。
便が綺麗になればいいのですv・・・言い訳です
いざ、大腸内視鏡検査へ!
当日は、14:00からの施術予約でしたので、20分前に受付をすませました。
施術前に最後のトイレタイムで出し切りました(笑)
名前を呼ばれて検査室へ入室。
検査着に着替えます。
上はシャツ一枚、下はすっぽんぽんになって、後ろ開きのパンツに着替えます。
それらの上から患者用のガウン(浴衣のようなもの)を着ます。
いよいよ施術台の上へ、まさに「まな板の鯉」状態、覚悟を決めます(笑)
左腕には点滴用の注射針をセット。
左手の人差し指には酸素計をセット。
右腕には血圧計をセット。
肛門の周辺にゼリー状の薬を塗られる。
満を持してのカメラ挿入です。
鈍い痛みと共に異物が入ってきます。
それから先は、実は麻酔をしてもらったので覚えていません(汗)
次に目が覚めたのは2時間後でした。
あっさり終了です。
検査のサビの部分は、寝むっていたのでお知らせできることはありません。スミマセン(笑)
施術自体は30分程度だったようです。
痛みを感じることもなく、ホント寝ている間に終わっていました。
まとめ
・大腸に内視鏡を挿入するのは痛くない
・一番つらいのは2リットルの下剤を飲むこと
・空腹も感じなかった
・麻酔無しも選択できるが、麻酔をしてもらおう
・麻酔を使うと2時間爆睡
そうそう、前日の食事ですが、自分で用意するのも良いですが、病院で処方される専用食がおススメです。
すばらしく消化に良いので、翌日の便の状態が早く合格点に近づきます。
そうすれば、2リットルの下剤地獄から早く逃げ出せます!キッパリ。
水分摂取に制限はありません。
水やお茶を良く飲むようにしましょう。
排便を促してくれますからね。
そして、最後の注意点ですが、施術では、いろいろな薬を使う可能性があるので、車やバイク、自転車の利用は止めましょう。
実際に、施術後の帰り道に、ふらつきによる事故を起こした人がいるようです。
「お尻からカメラを挿入される!」
大腸内視鏡検査というと、大ごとで恥ずかしいと思いますよね。
でも、寝ている間に終わっちゃいます。
その上、大腸を調べる検査の中では、最も精密です。
現代人は、大腸に不調を訴える人は多いです。
早期発見。
機会があれば、やらない手は無いですよね。
では、ご参考になれば幸いです。