日本の夏、〇〇の夏~♪(笑)
毎年、夏に行われる、日本の行事、お盆。
ご先祖様を供養するという、大事な大事な行事です。
ご先祖様というと、ご自身の家系の遠い昔の人たちというイメージが無いですか?
おじいちゃんの、そのお父さんの、そのまたお父さんの・・・いえいえ、これぐらいだと、まだ近い感じですね(汗)
でも、よく考える、自分よりも先に生まれた家系上の人たちで、生存していない人は、すべてご先祖様なのですね。
今の自分がこの世にあるのは、当然、ご先祖様がおられたからですね。
ご先祖様は大変な苦労をされて、それでも頑張って生き、子孫を残してくれたおかげで、私たちが存在するわけです。
おそらく、想像するに、現代の科学が進歩した世の中ではなく、相当な苦労を強いられる時代もあったでしょう。
戦争や飢饉といった悲惨な経験をされたご先祖様もおられたはずですね。
感謝の気持ちで、ご先祖様の供養をしましょう。
お盆の過ごし方
お盆というのは、いつですか?
幼少のころは、お盆といえば、お父さんの仕事の盆休みとイコールでした(笑)
この時期に、長期休暇をとれるお父さんが多く、里帰りや旅行に行くことができる楽しい期間でした。
そして、そのついで(←バチあたりです 汗)お墓参りに行くっていう感じでした(爆)
お盆は、一般的に8月15日を中心に行われます。
「一般的に」と言いましたのは、盆という概念が日本全国に広まっていくなかで、行われる内容や風習が地方によって変わっていった経緯があるからです。
必ずしも定まったものでないのですね。
現代だと、テレビやラジオ、新聞、雑誌、それこそインターネットを通じて、全国に一斉に瞬時に、同じ情報を共有することが可能です。
こんなに科学技術の進んだ世の中でも、「ところ変われば品変わる」ということがありますものね。
昔ならば、なおのことでしたでしょう。
一般的に、8月13日の「迎え火」から始まって、8月16日の「送り火」で終わります。
この間は、ご先祖様の魂を家に呼び入れ、ゆっくりして頂くわけですね。
「何んのお構いもできませんが、どうぞ、ゆっくりくつろいで行って下さいね」
心ばかりの食べ物をお供えし、感謝の気持ちでお迎えしましょう。
そして、お墓参りは、ご先祖様が留守(我が家に来ていらっしゃるはずですので)の間に、掃除をさせていただくということです。
<<参考 by Wikipedia>>
① 旧暦7月15日(旧盆) – 沖縄・奄美地方など
② 新暦7月15日(もしくは前後の土日) – 函館、東京・横浜・静岡・栃木市旧市街地、金沢旧市街地、白山市旧美川町地区、かほく市旧高松町高松地区など
③ 新暦8月15日(月遅れの盆。2.の地方では旧盆とも) – ほぼ全国的
④ その他
旧暦の場合は、新暦(現代の暦)に当てはめると、お盆の日程が毎年変わってしまうことになります。
暦が違うので、当然のことですが不便でしょうね。
お盆に行う迎え火のやり方
以下、一般的な説明になります。
迎え火(むかえび)は、お盆の時の先祖の霊を迎え入れるために焚く野火のことを指します。
迎え火は、ご先祖様の霊が帰ってくるときの目印になるわけです。
8月13日の夕方に、家の玄関や門口で、焙烙(ほうろく)という素焼きのお皿の上で、皮を剥いだ麻の茎(オガラ)を折って積み重ね、火を付けます。
なかなか、玄関で火をつけることが難しい現代では、迎え火の代わりに盆提灯の明かりを灯すこともありますね。
余談ですが、麻は古来より清浄な植物として考えられてきたそうです。
悪いものを祓い清めたり、燃やすことで清浄な空間を作り出すという意味があるそうです。
ちなみに、焙烙は仏壇店で、オガラはスーパーや花屋さんで購入できます。
事前に準備をしておきたいですね。
お盆に行う送り火のやり方
以下、一般的な説明になります。
送り火は、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出すために焚く野火のことを指します。
8月16日の夕方に、迎え火を焚いた同じ場所で、焙烙(ほうろく)という素焼きのお皿の上で、皮を剥いだ麻の茎(オガラ)を折って積み重ね、火を付けます。
迎え火の代わりに盆提灯の明かりを灯していた場合は、提灯を仕舞うことで、送り火を終えたことになります。
送り火は、大小さまざまな規模で、地域行事として行われていますね。
ただ、地方・地域によって、由来や内容は多少異なっているようです。
大きく分けて、山の送り火と海の送り火があります。
山の送り火としては、京都の五山の送り火が有名ですね。
海の送り火としては、灯籠流し(精霊流し)が全国的に行われていますね。
まとめ
ご先祖様供養という、日本人の心の行事。
今、自分があるのは、決して己一人の力ではありませんね。
ご先祖様あっての自分です。
ご先祖様に感謝することは当然です。
たとえ、あらたまってお盆の行事を行うことができなくても、せめて、心の中で手を合わせたいですね。
「ご先祖様、どうぞ、成仏して下さい」