冬は必ず巡ってきます。
冬は寒いから嫌い、という人が多いですが、寒さ以上に困ることがあります。
「冬になると必ず指が切れて痛くて困る」
あなたの周りにも、結構な確率でいると思います。
どうして、こうなるのでしょうか?
原因があるなら、その予防もケアもできますよね。
空気が乾燥する冬になると指が必ず切れてしまう
・指がカサカサになる
・爪の周りがささくれ立つ
・指が切れる
こんな悩みを持つ人が多いです。
特に、冬になると顕著に現れてきます。
一般的には、空気の乾燥が原因と言われます。
乾燥による皮膚の水分の蒸発が、これらの症状になって表れるのです。
空気の乾燥が強くなるのが、冬なのですね。
ただ、少し疑問があります。
例えばです。
非常に高温で、乾燥している地域です。
そこに住む人たちは、指のカサカサやささくれ、切れたりして悩んでいるのでしょうか?
また、北欧やロシアなどといった、非常に低温で乾燥している地域に住む人はたちはどうでしょうか?
そのようなことはないです。
ということは、乾燥が原因ではないということになります。
もちろん、空気の乾燥が皮膚から水分を蒸発させる要因の一つであることには違いありません。
乾燥で指が切れることを予防する方法は?
では、空気の乾燥以外に考えられる要因とは何でしょうか?
物理的な刺激。
手そして指は、人の身体の中で一番活躍する部位ですね。
その分、外からの刺激を一番受けることになります。
ここに、ヒントがあります。
まず、指のカサカサやささくれ、あるいは、切れて痛みがでる、という悩みを持つ人は、生活を見直してみる必要があります。
生活の中で、指に負担がかかるシーンは有りませんか?
主婦の方なら、台所仕事、拭き掃除、お風呂場の洗浄、洗濯。
毎日、これだけの水仕事をしていますね。
問題は、冬の水は冷た過ぎるので「水ではなくお湯を使う」という点です。
熱いお湯は、皮膚の乾燥を進行させてしまうのです。
そして、指や手を使い続けることで、皮脂が取れ、皮膚の角質層にダメージを与えることになります。
すると、皮膚の保水力が失われて乾燥が進むことになります。
外で働いている人はどうでしょうか?
スーパーで働いている人を例に見てみましょう。
仕事柄、いろんな商品を取り扱います。
袋に入った商品や段ボールに入った商品を素手で扱います。
あるいは、レジ袋を取り扱います。
実は、これらは油をとる性質があります。
すなわち、指や手の皮脂を取ってしまうのです。
結果的に、皮膚の保水力が失われて乾燥が進むことになります。
もう一つ、面白い傾向があります。
現代の人は、スマホを肌身離さず持っています。
四六時中、スマホを使っています。
文字入力の際に、左右どちらかの手の親指を多用していませんか?
その親指を見てみて下さい。
他の指より、乾燥が進んでいませんか?傷んでいませんか?
このように、外からの刺激で症状が悪化しているのです。
予防を考える上で重要なことは、生活を見直すということです。
そこで見つけた要因と考えられることを「避ける」ということが大事です。
何かをする際には、面倒でも、不便でも、直接ではなく手袋をするなどの対策が必要ですね。
乾燥で指が切れる場合のケアの仕方は?
実際に、指が切れたり、カサカサやささくれたりした場合のケアの仕方には、どのようなものがあるのでしょうか?
これはもう、こまめに保湿を心がける、ということになります。
前項で挙げた要因を出来るだけ避け、保湿をすることで、正常な皮膚状態に戻っていきます。
中でも、切れてしまうほどの症状は、重いものだと考えるべきです。
病院での診察をすべき症状です。
自宅でできることは、擦り傷、切り傷に有効な市販薬を塗り込み、傷が塞がるまで刺激を避けることです。
そして、傷が癒えた後は、要因を避け、保湿に気を遣うことです。
いずれにしても、一日二日で治るものではありません。
気長にケアをしていくことです。
まとめ
指が切れる?
経験のない人にはわからなつらさです。
普段、どれだけ指を使うことが多いのかを思い知りますねぇ(汗)
栄養を考えた、しっかりとした食事を摂り、水分補給を心がけること。
ここが、まず第一ですね。
あと、部屋の中の湿度にも気を付けましょう。
そして、水を使った後、指先を使う作業をした後に、こまめに保湿クリームを塗り込みましょう。